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アフガン・マスティフ/Afghan Mastiff

ア行
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別名:アライアン・マスティフ(Aryan Mastiff)/アライアン・モロサス(Aryan Molossus)/サゲ・クーチ(Sage kuchi)
原産国:アフガニスタン
区分:なし
グループ:なし
体高:不明
体重:オス60kg〜70kg/メス40kg〜50kg

アフガニスタン原産の番犬・闘犬用の犬種で、現地では「サゲ・クーチ(Sage kuchi)」と呼ばれています。
非常に大きな犬で、オスでは80kgを超える個体もいるようです。
「カンガール(・シェパード)・ドッグ」また「アナトリアン・シェパード・ドッグ」の原産国であるトルコと、「チベタン・マスティフ」の原産地であるチベット高原との間に位置する、アフガニスタン原産の犬であることから、それらの犬が交配されて生まれた可能性も考えられています。
「チベタン・マスティフ」を先祖とする、中央アジア地域原産の「セントラル・アジア・シェパード・ドッグ」の近縁種とも言われます。
パキスタンやインド北部でも見られます。

力強く、非常に危険な犬だとされ、専門に繁殖して闘犬としての訓練を施す「ドッグ・メン(犬を管理する者)」に飼われています。
護畜犬、番犬として使役されていますが、部族間の争いに決着をつけるための闘犬にも使われます。
地元の部族間でいざこざが起こると、人間同士で武力を行使することなく、アフガン・マスティフ2頭が駆り出され、どちらかの犬が死ぬまで闘わされます。
或いは負けた犬は勝利した側の部族に処分されることが多いようです。
この闘犬は常に中立地域で行われ、闘う犬たちは、どちらがどの部族側であるのか明確にするため、尾を明るい色に染めることになっています。

1979年のソビエト侵攻やタリバン政権など、アフガニスタンを巡る悲惨な事態により、アフガン・マスティフは激減し、現在、生き残っているのは山岳部にひっそりと暮らす少数の犬のようです。

紛争終結以降は、普通の闘犬の人気が上昇しており、規模の大きな大会も開かれています。
この闘犬の場合は、勝負がついた時点で終了となるため、犬が死に至ることはまずありません。

マスティフの中では原始的な姿をしており、山岳部の気候に適したダブルコートを持ちます。
がっしりとした筋肉質の身体つきで、足は太く長い。本来は垂れ耳と垂れ尾ですが、現地では短く断耳・断尾されるようです。
ブラックから明るいフォーンまで様々な毛色が存在し、虎毛や斑もあります。

飼い主には忠実とされますが、防衛本能が高く攻撃力も高いため訓練と制御が不可欠です。
この犬が飼われている家を訪問する際は、勝手に敷地内に入らず、主人の迎えを待たなければならないとされています。

あず
あず

闘犬は個人的には大っ嫌いだわぁ…

のりまき
のりまき

同じく…(『白い戦士ヤマト』全巻持ってるけど)