別名:アルセイシアン・シェパリュート
原産国:アメリカ
区分:大型犬
グループ:
体高:オス63〜71cm/メス61〜69cm
体重:オス36〜54kg/メス34〜45kg
アメリカ合衆国のカリフォルニア州で、ブリーダーにより20世紀末に作出された犬種です。
オオカミのような容姿を持ちつつも、家庭犬として扱いやすい大型犬を作り出すために、1987年に作出を開始したとされています。
はじめは基本となったたジャーマン・シェパード・ドッグとアラスカン・マラミュートのそれぞれから名前の一部をとった「ノース・アメリカン・シェパリュート」と名づけられましたが、2000年になって「アルセイシアン・シェパリュート」に変更されました。
「アルセイシアン(アルザス種)」という名称は、この犬種が狼犬を意味するとして選ばれました。
その後、イングリッシュ・マスティフやアナトリアン・シェパード・ドッグ、グレート・ピレニーズを交配させ、15年かけて作り出されました。
2010年に名称が現在の「アメリカン・アルセイシアン」に変更されました。
がっしりとした骨太でたくましい体格をしています。
走るのは速くありません。
コートは毛量が多めでやわらかく長めのロングコートタイプと、さらりとして短いショートコートタイプの2タイプが存在しています。
ワイアーコートの犬も生まれることがあります。
性格は人懐こく温厚で友好的、外向的です。
状況判断力も優れており、トレーニングやしつけの飲み込みもよい犬です。
新しい犬種なので、かかりやすい病気はまだよくわかっていませんが、大型で体重が重いため、股関節形成不全にかかるリスクがあると考えられています。
2009年の時点では、純血のアルセイシアン数百頭中、2頭が重い関節炎を発症したという報告があります。
歴史が浅いため原産地以外では知られておらず、JKC登録数もありません。
今はペットして飼われているけど、警察犬や盲導犬、セラピードッグとして活躍できるのではないかと期待されているよ!