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犬を迎える前に~ケージ?orフリー?~①ケージ前編

あず日記
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数年前、黒ラブの子犬を飼うことになったのりまき家。
相方は犬を飼うこと自体が初めてで、私(=のりまき)は子供の頃に何頭か犬を飼った経験はありますが、室内飼いは初めてでした。

子犬を迎える際に、いちばん悩んだのがハウス問題でした。
ハウスをどうするかで、トイレの設置やしつけも変わってきます。

頼れる犬友だちや動物を飼っている家族もいなかったので、自分たちだけで色々調べて決めなければなりませんでした。
このシリーズでは「室内飼いのわんこのハウスをどうするか」、自分たちなりに比較検討したことを、アイテムごとに書いていきます。
新米飼い主ズの経験が、少しでもハウスについてお悩みの方々の参考になれば幸いです。

ケージとは

「ケージ(Cage)」は「檻・籠」という意味です。
ちなみに犬用のケージは「ゲージ」と表現されることもありますが、誤りです。

6面を金網で覆われているタイプのハウスです。
床面のみ樹脂製のトレイになっている商品もあります。
1面または2面がドアになっており、スライド式やフック式の掛け金でロックできます。3面ドアの商品も探せばあります。

ケージはスチール製やステンレス製がほとんどで、重量があります。
天井面に持ち手がついている商品は、折りたたんで持ち運びできるようになっていますが、大型犬用は10~20kgほどある上に持ちにくいので、実際はそれほど手軽に持ち運べません。
2人がかりでなら何とか運べるといったところです。

折りたたみ式のケージは、折りたたんだ時の厚みは大体10~15cm程度のようです。
ケージを買い替えたりして不要になった時など、ゴミに出しやすく、折りたたんで隙間にでも置いておけば、それほど邪魔にならないという利点があります。

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ケージのメリット

耐久性に優れる

一般的なケージの外枠は、直径4.5mmほどの太い番線を使用しています。
「なまし鉄線(またはナマシ番線)」と呼ばれる、鉄線に熱処理を加えたものに、均一な亜鉛メッキを施したものが「スチール線」です。
ケージの場合は、さらに電着塗装または焼付塗装が施されます。
そのため、非常に耐久性に優れています。

ちなみにピアノ線は直径0.5mm、手芸用のワイヤーはおよそ直径0.2~0.9mm程度です。
針金ハンガーには直径2.7mmほどの針金が使用されています。

ハウスを噛む癖のある犬でも、歪んだり切れたりする心配はありません。
樹脂製や木製に比べれば、ダントツに壊れにくいと言えます。

のりまき家では、スチール製のケージを3年余り使用していますが、サビ以外の劣化は見られません。
23kgの黒ラブ、あずきが毎日勢いよく出入りを繰り返していますが、変形した箇所はありません。

大型犬は成長に伴うサイズの変化が大きく、力も強いので、もしかしたら同じケージを一生使い続けることはないかもしれません。
のりまき家でも、あずのライフステージによりケージ暮らしではなくなる可能性もあります。

ただ耐久性だけで言えば、大型犬でも、おそらく10年程度はもつのではないかと思われます。
小型犬や中型犬であれば、問題なく一生モノでしょう。

緊急時に愛犬を守れる

ケージはいわば「極太の金網でできた箱」なので、非常に頑丈にできています。
さらに天井面を含む6面が囲われています。
例えば地震で、軽量の家具などが少々倒れかかったくらいでは、ケージがつぶれることはまずありません。
もちろん限度はありますが、クレート(ペット用キャリー)やサークルと比べても、おそらくケージが最も安全なのではないかと思われます。

のりまき家では、背が高く重量のある家具などをケージのすぐ近くに配置しないようにしています。
ケージのそばに空気清浄機は置いてありますが、ぶつかって壊れるとしたら空気清浄機の方だと思います。笑

金網越しに愛犬の様子が見られる

より距離が近く、様子がダイレクトに見られるのは、何といってもフリー(リビングフリー)だと思います。
ですが、愛犬の体調などの変化を見るだけなら、ケージでも十分です。

のりまき家では、室内で樹脂製のクレートも使用してみましたが、健康に色々と問題のあったあずの場合は不向きでした。
クレートは入口ドアだけがワイヤーでできている商品がほとんどなので、覗き込まないと中までよく見えません(逆に言うと、だからこそ犬が落ち着いて過ごせるのですが)。
通気のためのメッシュ穴からは、ほとんど中は見ることができません。

のりまき家にとっては、少し離れた場所からでも、ひょいと見るだけで、あずがどうしているか瞬時に分かることが重要だったので、全面が大きめの格子状になっているケージは最適と言えました。

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風通しがよい

寝床にするだけなら、クレート(ペット用キャリー)でもよかったのですが、樹脂製のクレートはいくら通気口があっても、やはり蒸れます。
ぴったりのサイズを選ぶせいもあると思いますが、あずをしばらくクレートに入れておいてから、中に手を入れてみたら、ムワッとしていました。
その点、ケージは360°が格子なので、風通しは抜群です。

のりまき家のケージは床面もスチール製のすのこなので、蒸れとは無縁。
暖かくなってくると、あずはひっくり返って、お腹丸出し(いわゆる「ヘソ天」)でぐうぐう寝ています。とても気持ちよさそう♥
もちろん真夏にはエアコンも使用しますが、まだ涼しい時期には、ケージの中を風が吹き抜けていくので、窓を開けておくだけで十分です。

冬には逆に、発泡ポリエチレンでできた冷気遮断用のボード(パネル)をケージの周りに立てておくこともありますが、今はまだ若く元気なので、よほど寒い時でなければそれほど必要はないようです。

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のりまき家で使用しているケージ(裏ワザあり)

最後に、のりまき家で実際に使用しているケージをご紹介します。
購入した店舗は別のところですが、ほぼ同じ商品です。

ドアを短辺面にするか長辺面にするか選べます。
ケージの設置場所や、給水器を取りつける面などにより、飼い主さんの都合でお決めになるとよいでしょう。
2ドアだと完璧だったのですが、この商品の場合、短辺・長辺の両方にドアを取りつけることはできません。
考えた末に、のりまき家は長面扉タイプにしました。

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トレイ(受け皿)はプラスチック製です。
床面のすのことトレイは、ドア面側から引き出せます。
すのこが引き出せるのは掃除するのに便利ですが、わりに重いので、ちょっと大変かもしれません。

のりまき家では、トレイにトイレシート(トイレシーツ,ペットシーツ)を敷きつめています。
レギュラーでもワイドでもOKなので、1枚あたりの単価が安く、セールにもなりやすいレギュラーを使えば経済的!
トレイはケージの中にペットが入った状態でも引き出すことが可能なので、トイレシートを替えるのも楽々です。

ここで裏ワザをお教えしましょう♥
敷きつめたトイレシートの上に、さらにトイレシートを敷きます。
レギュラーなら2枚、ワイドなら1枚、愛犬がチーする場所めがけて敷いておくのです。
あずは中央右寄りにしがちなので、大体真ん中に敷いています。
この方法だと、トイレシート同士のフチがうまく隠れて、チーが漏れることはなく、トレイはまず汚れません。
さらに、シートを替えるのも1日1~2枚で済むので、下のシートは、チーが漏れたり毛まみれになったりしたら替えるだけです。

すのこ・トレイともに単品で追加購入できます。
トレイは丈夫にできてはいますが、プラスチック製なので、何かの拍子に大型犬が飛び乗ったりすると割れる可能性もあります。
部品が別売りで購入できるのも、このケージにする決め手でした。
キャスターはケージと一緒に購入されておくことをお勧めします。とにかく掃除の時に便利です。

付属品の詳細については下記をご覧ください。
短面扉用・長面扉用のスノコ、キャスター、受け皿があります。

犬を迎える前に~ケージ?orフリー?~②ケージ後編
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ステンレス製がよい方は、こちらをどうぞ。
あずは、なぜかケージを一心不乱に舐める癖があり、3年余り使用してきたスチール製の所々が錆びてきてしまいました。
のりまき家でも、次はこちらのステンレス製を購入しようと思っています。

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※こちらを購入して使用中です(2021.04現在)

ご紹介したLLサイズはラブラドール・レトリーバーやゴールデン・レトリーバーを対象としています。
あずは23kgと小柄なので、立った状態でも頭が天井につっかえることはありません。
身体をめいっぱい伸ばして寝ても、長辺面であれば余裕です。
「うちの子はもっと大きいからもう少し大きいケージが欲しい」という方には、3Lサイズのケージもあります。

【犬用ケージ】PROスチールケージ
3L Wドア
(660mm×1050mm×H980mm)
※ステンレス製もあり

対象犬種はグレートピレニーズなどです。
短辺面・長辺面の両方にドアがついています。

相方
相方

すのこ+トレイは最強!
お腹が緩かった子犬の頃は、すのこにこびりついたぷぅの掃除が大変だったけど…

のりまき
のりまき

トレイが飛び出ないように、外側にストッパーもついてます♥

のりまき
のりまき

当分はケージだけど、シニアになってベッドが必要になったら、またその時に考えようと思ってます

あず
あず

「犬を迎える前に~ケージ?orフリー?~②ケージ後編」ではケージのデメリットについて書いてるよ!

犬を迎える前に~ケージ?orフリー?~②ケージ後編
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参考:
株式会社平凡社『百科事典マイペディア』
株式会社ワカヤマ「製品案内」
双葉産業株式会社「なまし番線・針金」
通販モノタロウ「針金の種類と特長」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか