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ラブラドール・レトリーバーってこんな犬種③ラブラドール・レトリーバーの性格

ラブのトリセツ
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今回はラブラドールの性格について書いています。
ラブラドールは、盲導犬のイメージもあり、穏やかで賢く友好的な犬種の代表格として知られます。
また毛色により、性格が違うなどとも言われますが、実際のところはどうなのでしょうか?

ラブラドールの性格

ラブラドールは、元々は海中で漁師のお手伝いをしていた犬です。

丈夫で力が強く、従順で賢く、人間が好きで一緒に行動することを好むとされます。
加えて愛嬌のある優しそうな外見も、犬が苦手な人に不快感を与えにくいため、盲導犬を始めとする、様々な分野の使役犬(ワーキング・ドッグ)として活躍しています。

ただし「ラブラドールを飼った人は、盲導犬を飼ったと勘違いする」とはよく言われますが、ラブラドールだからといって、家庭で何も教えなくてもOKというわけでは決してありません。
気立てがよいのは確かですが、家庭犬としての基本的なしつけやトレーニングを施して、初めてラブらしい長所が発揮されます。

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毛色による性格の違い

ラブラドールの被毛の色は、イエロー・ブラック・ブラウンの3色があります。

微妙な濃淡はありますが、すべて単色で、まだら模様や地色に差し毛が混じることはありません。

イエロー

日本では最も人気の毛色です。
盲導犬に一番多い毛色でもあります。
ブラックやブラウンと比べて、イエローは穏やかで落ち着いた性格を持つと言われています。

ブラック(黒ラブ)

海外ではポピュラーで、特にアメリカでは最も人気の毛色です。
精悍な印象ですが、気質は他の色と変わらないとする人もいれば、他の色より大胆でやんちゃであるとする人もいます。

ブラウン(チョコレートまたはレバー)

日本では「チョコラブ」または「茶ラブ」の愛称で親しまれます。
毛色の遺伝子的にブラウンの出現率は低く、珍しい毛色ですが、日本でもわりと見かけるようになりました。

イエローやブラックに比べると歴史が浅く、犬種としての気質が安定しない個体も見られます。
ラブラドールが持つ穏やかさや親和性にやや欠ける場合があり、特にオスは野性味が強いとされます。

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タイプによる違い

ラブラドールは大まかに2種類のタイプに分けられます。

ショードッグタイプ

ドッグショー(犬種の品評会)への出展を目的としたタイプです。
オリジナルに近く、重量感のある体形をしています。 性格は穏やかで従順であるとされ、家庭犬向きです。使役犬としては盲導犬や介助犬に向いています。

フィールドタイプ

体形は比較的スリムで、エネルギッシュ。
運動能力や回収作業能力に長けており、ドッグスポーツに向いています。
やんちゃで落ち着きのない一面もあります。

相方
相方

(ヒソヒソ)ウチの子、フィールドタイプなんじゃ…

のりまき
のりまき

(ヒソヒソ)でもフィールドタイプはスリムなんでしょ?
どう見てもウチの子、もっちりむっちりのお餅じゃん…

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国による違い

犬舎などによっても違いますが、血統によって傾向があるようです。

アメリカ

ラブラドールはアメリカでも人気第1位!2017年度の登録数は、原産国イギリスの倍以上の82,357頭です。
身体が大きめで、明るく活発なタイプが多いとされます。

イギリス

ラブラドールはイギリスでも第1位の人気を誇ります。
イギリスのラブは比較的コンパクトで、穏やかな気質とされます。

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性差による違い

オスとメスではスタンダード規定に違いがあり、性格にも多少違いが見られるようです。
オスの方が、すべてにおいて太くたくましく、重量感があります。

オス

ラブに限らず、オスはやんちゃで甘えん坊な面があるとされます。
オスのラブは従順な気質がより強いようです。

メス

オスよりひと回り小柄です。
理知的でエレガントな顔立ちをしており、オスよりも優しく穏やかで、清潔であると言われます。

相方
相方

理知的で…? エレガント…?

あず
あず

何よ? 苦情は受けつけないよ?

のりまき
のりまき

……ラブと暮らしてると、オスかメスか見た目で分かるようになるよね~

相方
相方

…確かに、あずは男の子と比べて小柄で、可愛い顔をしてるよね

あず
あず

何てったってラブ界の橋本環奈だもん♪

家庭犬としてのラブ

のりまき家のあずの場合

のりまき家の愛犬、ラブラドール・レトリーバーのあずきは、毛色はブラック、性別はメス。
2021年1月現在、4歳です。

あずを飼う前に、ラブラドールという犬種に持っていたイメージは、かなり崩れました。
家庭犬としてのしつけは、犬飼い初心者ながら頑張ったつもりですが、社会化がうまくいかなかったのか、「お前は本当にラブか?」というくらい、警戒心が強い。
特にお年寄りと子供が嫌いです。

家族に対しては、反抗心は一切なく、お調子者のお祭り女。笑
それから意外に自己主張が強く、好き嫌いがはっきりしており、神経質で頑固な一面もあります。

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ラブは大人として成熟するのが遅い犬種ですが、大体は3~4歳で落ち着くと言われます。
…と言われますが、未だに「穏やか」のおの字も、「落ち着く」のおの字も見えません。笑
ただ、パピー期とずっと同じというわけではなく、少しずつ賢くなったり、慣れてきたりという変化はあります。まだ彼女なりのゴールにたどり着いていないという感触です。

相方
相方

ラブって何もしなくても、誰に対しても友好的だと思ってた

のりまき
のりまき

今も家族と一部の人を除いて、全員まとめて「こっち見んな」「こっち来んな」モードだよね

相方
相方

パピー期には、勘違いして自分も吠えられたことがあったし

のりまき
のりまき

家族が多かったり、イヌ友がいたりしたら、また違ってたのかも…

飼い主さんの性質や育て方によるものも大きいと思いますが、犬種で大体の性格はあるとしても、犬も結構、個体差があるのでは?と思います。
あずのように人見知りのラブラドールがいるのだから、気弱なジャーマン・シェパード・ドッグ、平和主義の土佐犬、喧嘩っ早いマルチーズもいるかもしれません。

ただラブラドールは、基本的にはおバカなほどに気立てがいい
それだけは確かだと思います。笑

参考:
『最新 世界の犬種犬図鑑』岡田りか子/誠文堂新光社
『決定版 ラブラドール・リトリーバーと暮らす』愛犬の友編集部編/誠文堂新光社
『レトリーバーファンSpecial』誠文堂新光社
『日本と世界の犬のカタログ』成美堂出版
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか