別名:
原産国:アメリカ(アラスカ)
区分:大型犬
グループ:5
体高:オス63.5㎝前後/メス58.5cm前後
体重:オス38㎏前後/メス34kg前後
スピッツ系の中でも「ポーラー・スピッツ」という系統に入ります。
祖先はシベリア原産ではないかとされていますが、シベリアン・ハスキーとは別の犬種です。
アラスカ西部の海岸地方で暮らすイヌイット(エスキモー)のマラミュート族が、長きにわたり、そり犬や猟犬として使役してきた労働犬です。
北極のそり犬としては最古の犬種のひとつです。
イヌイットには「犬」にあたる言葉がなかったため、ロシアの探検家に発見された時に、部族名にちなんで名づけられました。
アラスカが1867年にロシアからアメリカに売却され、ゴールドラッシュで大量の白人が流入するようになると、賞金をかけた犬ぞりレースが盛んになりました。
より速く走る犬を作出するために、マラミュートの交雑が進みました。
そのため、純粋なマラミュートの血統は衰退しましたが、1926年以降、アメリカン・ケネルクラブが「アラスカン・マラミュート」という名前で犬種を認め、愛好家による伝統的なアラスカン・マラミュートの保存・回復が熱心に行われました。
がっしりした骨格と分厚い被毛を持ちます。
強靭で持久力もあり、極寒地での作業に適しています。元々そりを引くための犬なので、膨大な運動量を必要とし、都会での飼育は適していません。
オオカミに似た風貌ながら、性格は穏やかで友好的ですが、幼い頃からの服従訓練は必要です。
ショードッグとしても世界的に人気のある犬種です。
JKC登録数は、1999年は61位176頭の登録がありましたが、2005年に100頭を切り、20頭前後まで落ち込みました。
しかしながら毎年登録はあり、2019年は89位28頭の登録があります。
シベリアン・ハスキーと比べると、全体的に丸っこい感じ!大型犬としてコンパクトな印象だよ!
高橋よしひろ氏による漫画『銀牙伝説WEED』に登場する陸奥の四天王「如月」や、その息子「以蔵」たちがこの犬種とされているよ!