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反抗期襲来!!~イヤイヤ度チェック~

あず日記
この記事は約12分で読めます。
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今回は「反抗期のイヤイヤ度」について、のりまき家でチェックしていたことを書いています。
これはあくまで「のりまき家の愛犬あずの場合」であって、どの犬にも当てはまるわけではありません。
愛犬の性格や性質を考慮し、様子を見ながら飼い主さん自身がご判断なさってください。

まだお読みでない場合は、こちらもどうぞ。

「犬の反抗期」おさらい

人間と同じように、犬にも反抗期と呼ばれる時期があります。
1回目の反抗期は、小型犬であれば生後4~6カ月大型犬であれば9~12カ月に迎えることが多いようです。人間でいうところの「イヤイヤ期」です。
自我が芽生え始めることによって、飼い主に挑戦的になったり、警戒心が強くなったりといった、変化が見られるようになります。

2回目は、個体差により現れなかったり、飼い主が気づかない場合もありますが、2~5歳あたりでやってくるそうです。こちらは人間でいうところの「思春期」にあたります。

「犬に反抗期は存在しない」という専門家もいらっしゃいます。「年齢的なものや本来の性格・性質からくるものがほとんどである」という見解のようです。
その場合は「反抗期」ではなく「問題行動」と受け止められており、ひとつひとつに丁寧に対処することが求められています。

また飼い主が「反抗期」と捉えている場合でも、実際は飼い主との信頼関係が崩れていたりしつけやトレーニングにうまくいっていなかったり、他に問題があって「反抗期のような状態」になっている可能性があります。
また老齢から耳が遠くなったり、性格に変化があったりして、今までできていたことができなくなったり、コマンドが聞こえていない場合もあります。
愛犬がどのような状態にあるのか、見極めて適切な対処をすることが大切です。

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反抗期に見られる行動

「反抗期襲来!!~犬にだって反抗期はあるんです~①」-「反抗期に見られる行動」に詳しく書いていますので、そちらもぜひご一読ください。

飼い主の指示に従わない・無視する

飼い主の指示が聞こえているのに、聞こえないふりをしたり、従わなかったりします。
「オスワリ」「マテ」など、今までできていた基本的なこと自分の意志でしなくなります
「オイデ」に対しても、無視をして来なくなったりする場合もあります。

うなる・吠える・噛む

飼い主に対して要求をするように吠えたり、気に入らない時にはうなったり、軽く噛むこともあるようです。
食事の器を下げようとするとうなる犬は多いのですが(のりまきが子供の頃に飼っていた柴犬系の子がそうでした)、今までは何も言わなかったのに突然うなるようになったら、反抗期が疑われます。
もちろん、他に問題があって「反抗期のような状態」になっている可能性も考えられます。

食事を残す

食事を残したり、食べなかったりする子もいるようです。
食欲がないのではなく、反抗心や飼い主の気を引きたいという理由からです。
おやつは食べる場合が多いようです。
たまたま食べなかった時に、飼い主があれこれフードを変えたりして「食べなければ、もっとおいしいものが出てくるかも?」というモードになっている場合もあります。笑
病気で食べない場合ももちろんありますので、愛犬の様子から飼い主さんがご判断ください。

トイレを(わざと)失敗する

今までトイレできちんとできており、病気などの疑いもないのに、わざとらしく失敗するようになります。
失敗して飼い主の様子を窺う子もいるようです。

散歩を嫌がる

散歩に行きたがらない散歩から帰りたがらない散歩中に好き勝手な方向に行こうとする等。
しつけが入っていないためにできていないのではなく、今までできていたのにできなくなった場合が当てはまります。

とにかく駄々をこねる

何でもかんでも「飼い主の言うことは聞きたくない!」と駄々をこねます。笑
今まで好きだったおやつを与えても、「このおやつじゃない!」とばかりに食べなかったり。笑
甘やかしすぎてワガママになっている可能性もあります。

あずの反抗期と対応

のりまき家の愛犬、黒ラブのあずきに反抗期らしき変化が現れたのは、生後7~10カ月の頃だったと思います。
しつけをして、できるようになったことorしなくなったことが、再びできなくなるorするようになりました。
具体的な内容については「反抗期襲来!!~犬にだって反抗期はあるんです~①」で書いています。

新米飼い主ズにとっては「しつけを失敗したかもしれない」「接し方に問題があったかもしれない」「甘やかしすぎたかもしれない」…と、「~かもしれない」だらけの不安や焦りが募りました。
そんな時も、できるだけ冷静に、感情的にならないように努めました。
そしてあずの行動を観察し、それが反抗期によるものなのか、それとも問題行動なのか、逐一チェックしていきました。

「反抗期による行動」というと、飼い主に反抗的・反感的な態度を取るように思われがちですが、そうとばかりは限りません。

「反抗期」を「思春期」または「アンバランス期」と言い換えてみると、解りやすいかと思います。身体の成長と精神の成長が正比例せず、自分を持て余しがちなモヤモヤした時期と言えます。
飼い主のことは変わらず大好きだし、言うこともわざと聞かないわけではないけれど、何だかむしゃくしゃするし、ぼんやりするしで、自分ではどうにもならない状態といったところでしょうか。
そんな状態の愛犬を、やみくもに叱ったり、まして怒鳴ったり叩いたり暴力的な手段に出ていては、根本的な信頼関係が損なわれます。

のりまき家では、「今までできていたのにできなくなったこと」「今までしなくなったのにするようになったこと」に注目してチェックしていきました。
運動不足や愛情不足から問題行動を起こしている可能性も視野に入れましたが、どうやらそちらは問題なさそうでした。

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あずのイヤイヤ度チェック

反抗心または服従心を量るためのチェックです。
これはあくまで「のりまき家の愛犬あず」の場合です。
犬によって違いますので、愛犬の性格や性質を考慮し、様子を見ながら飼い主さん自身がご判断ください。

うなる・吠える・噛む

食事を用意していると、毎回、鼻にかかる感じでピイピイ言います。笑
催促しているというよりも、食べたくて我慢できなくなり、自然に漏れ出ているようです。笑
反抗期には吠えることもありましたが、反抗的な印象は受けませんでした。

今までに要求や不満を訴えて、飼い主ズに対してうなる・吠える・噛むといった実力行使(?)に出たことはありません。
歯みがきなど、嫌なことは避けようとしたり、前脚で飼い主ズの腕を押さえたりして、何とか阻止しようとはします。笑

食事

食事を残す

1度も残したことはありません。

待つ間に吠える

パピー期には騒いでいました。
無駄吠えをしないようにしつけをしてからは、吠えなくなっていましたが、反抗期らしき時期にはまた吠えるようになりました。
食への執着が高まり、それとともに食事時の我慢がききにくくなり、吠えてしまっていたようです。
詳しくは「反抗期襲来!!~犬にだって反抗期はあるんです~①」-「吠え」で書いています。

お皿に執着する

のりまき家に来てからは、飼い主ズがお皿をある程度の高さに保って食事を与えています。
胃捻転が心配なので、いわゆる犬食いをさせないためです。…まぁ、半分はのりまきがしたいだけですが…。
ごはんが終われば、即座に「ハウス」して安静にさせ、お皿は下げます。
そのためか、お皿への執着はまったくないようです。

散歩

引っ張る

子犬の頃から、引っ張り大魔王でした。笑
3歳(2020年3月現在)の今では、基本的に飼い主の隣を歩くことはできますが、気になるものを見つけると猪突猛進。
コマンドも何も耳に入ってこないようです。反抗期、関係なし。

行きたがらない・帰りたがらない

反抗期には、自宅玄関を出たがらない時がありました。
元々、神経質で内弁慶なところのある子ですが、反抗期は特に神経質さが高まっていたように思います。
玄関を出たがらない理由は、人間側には分かりませんでしたが、飼い主ズに反抗してという風には見えませんでした。

散歩から帰りたがらないことは、今まで1度もありません。
家を出てすぐ、忘れ物に気づいて取りに帰ろうとすると、4つ足で踏ん張りイヤイヤポーズを取りますが、散歩をした後は家が近くなるとウキウキしています。笑

好き勝手な方向に行こうとする

「引っ張る」でも書きましたが、とにかく好奇心旺盛で、気になるものを見つけると周りが見えなくなります。
引っ張っても行かせず、「マテ」をさせるようにしたところ、許可を求めるように止まってチラッと見上げるようになりましたが、それも100%ではありません。笑
自分の気になるものには貪欲ですが、基本的に我が強いタイプではなく、飼い主が行こうとしている道とは違う道に行きたがることはありません。
反抗期でも変わりませんでした。

相方
相方

反抗期は関係ないけど、最大の難関は拾い食い

のりまき
のりまき

この前も泥のかたまり食べたんだよね?

相方
相方

反射でパクリだからホント困る…

タッチング

子犬の頃から、しつけの一環として、それほど厳密ではありませんが、リラックスポジションホールドスティールマズルコントロールタッチング的なスキンシップを図ってきました。
人間が座った状態で、あずを仰向けにして太ももの上に載せ、あずの背中側や後頭部は人間のお腹や胸と密着させます。
あずのお腹や口などをなでながら、話しかけたり、歌を歌ったりしていました。
あまり長くやると苦しくなるらしく、嫌がったり暴れたりし始めるので、せいぜい5~10分程度です。

「しつけとしてのリラックスポジションは不要」とする専門家の意見があることも知っていましたが、犬飼い初心者としては「保険」をかけておきたかったわけです。笑
それに世話が大変だった頃でもあり、午後のほんの数分を、穏やかにあずと過ごすことは私の息抜きでもありました。

パピー期には1日1回必ず行うようにしていましたが、1歳を過ぎて、飼い主ズとの良好な関係が築けたと確信できてからは、特に義務にはしていません。
本人が自らひっくり返ってお腹を見せてくるので、あちこちなでておしまいです。笑

犬は敏感な体端部(鼻・耳・しっぽ・足の先など)そけい部(後ろ脚のつけ根やその近辺のお腹)を触られることを非常に嫌う傾向がありますが、あずの場合は、口のと前脚の肉球部分以外はOK。
口・前脚にしても、触られると避けるそぶりを見せるだけで、うなったり噛んだりは一切したことがありません。
口は、歯みがきや病院での診察など、人間が触れた方が何かといいので、少し触ってほめることを毎日繰り返しています。
しっぽは触られるのが嫌というよりも、敏感なため、触られるとつい気になって、自分が追いかけたり軽く噛んだりしたくなるようです。笑

そけい部にいたっては、自分から触られたいようです。笑
ケージで過ごしている時も、飼い主ズがちょっかいを出してなでると、横になった状態から片方の後ろ脚をぴょこんと上げます。
どういう意味があるのかよく解りませんが、「大好きポーズ」なのかなと受け止めています。笑

「身体に触られる」「仰向けにされる」ことを極端に嫌がる子もいます。断言はできませんが、特に日本犬のオスに多いようです。
昔飼っていた柴犬系のオスは、お腹を含むどの箇所を触っても抵抗せず、怒りもしませんでした。ただ、私(=のりまき)との関係や、外飼いだったせいもあるのでしょうが、仰向けになってお腹を見せることは1度もありませんでした。
個体差がありますので、苦手で嫌がる子を「何が何でも仰向けにさせる」必要はないと私は考えています。

のりまき
のりまき

こういう所だけ見るとすごくいい子そうだけど、とにかく落ち着きがなくて大変な所も多いよね

相方
相方

ブラッシングとか歯みがきとかね

相方
相方

大型犬なので、はずみで噛まれたりすると結構な痛手に…

コマンド

しつけとしてのコマンドは、オスワリ・オイデ・マテ・ハウスの4種しか教えていません。
ちなみに3歳(2020年3月現在)にしてようやく、「フセもできるかな?」とさせてみたりしている程度です。笑
4種のコマンドも、落ち着いている時はかなりできますが、気になるものがあると周りが見えなくなるタイプなので、「聞こえているけれどしない」のではなく「コマンド自体が聞こえていない」状態になります。
これは反抗期は関係なく、今でもそうです。

トイレについて

あずは普段はほぼケージ暮らしです。ケージは格子状の床と底トレイの二重になっており、トレイにトイレシートを敷いて、いつでも好きな時にチー(=小)ができるようになっています。
部屋で遊んでいる時も、催すとケージに飛び込んでチーを済ませ、また出てきます。
パピー期には、トイレトレーニングもしており、部屋にトイレを設置していました。その時もあまり失敗したことはありませんでした。

ぷぅ(=大)については、成犬になってからは散歩中にするようになりました。
大型犬種にはありがちなようですが、家ではしたがりません。
パピー期には食糞も見られたので、飼い主としては外でしてくれる方が、気持ち的にも片づけ的にも楽です。

そんなわけで「トイレをわざと失敗する」ということについては、チェックしようがないといったところでした。
普段からフリーにして、トイレも室内に設置していたとしたら、また違っていたかもしれませんが、おそらく「わざと失敗する」という、ある意味高度な考えは思いつきもしないのではないかと思われます。笑

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仲良し度チェック

最後に、服従心度チェックとして、よくやっていた方法をご紹介します。
中西典子さん著『犬のモンダイ行動の処方箋』の「自由気ままなお散歩」p.138や、『犬のモンダイ行動の処方箋②』の「前の子もあなたも大好き」p.102などで紹介されているのを読んで、特に反抗期の時は頻繁に行っては、あずの服従心を確認していました。
犬に無理強いするわけではないので、関係が壊れる心配はありません。

散歩中、止まった状態で、愛犬のお尻を押して座らせる。それだけです。
言葉で指示させて座らせるのではなく、「お座りなさい」という感覚を伝えるように、手で押すのがポイントです。
「飼い主さんの「意思の強さ」を手から肉体的に伝えるため」なのだそうです。
途中まで押したら、その後は犬が自分で座るのを待ちます。

この時の「犬の抵抗で、愛犬がどれくらい飼い主の力に従う気があるかわか」るのだそうです。
「噛みつきがある場合には、お尻を押さず」、コマンドで座らせます。

お尻を押すといっても、座るまでグイグイ力を加えるのではなく、添えるように手を置く感覚です。
反抗期と思われる当時でも、あずはお尻に手を置いただけで座りました。
何かに集中して、コマンドが聞こえていない時でも、少し力を加えると反射のように座ります。
ちなみに相方の場合、以前は手を置いただけでは難しかったのですが、今では何かの拍子に手がお尻に触っただけでも座るようです。笑

のりまき家では、服従心度チェック或いは仲良し度チェックと呼んでいます。
あずは今も昔も、人間側にとって完璧な犬ではありません。
でも身体を触ることができ、このチェックさえOKであれば、飼い主ズとの関係は良好ということで、よしとしています。

のりまき
のりまき

このチェックは簡単で、犬にも飼い主にも負担がなくおススメ♥

相方
相方

反抗期の時はコレで安心できたし、今でもちょくちょくやってます

のりまき
のりまき

言葉のコマンドが聞こえていない時に座らせるのにも便利♥

あず
あず

あたしお尻でもどこでも、わりと触られてOKだからな~