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アルバニアン・ウルフ・ドッグ/Albanian Wolfdog

ア行
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別名:アルバニアン・ドッグ/アルバニアン・ウルフハウンド
原産国:アルバニア
区分:超大型犬
グループ:
体高:69~71㎝(19世紀の文献による)
体重:不明

東ヨーロッパのバルカン半島南西部に位置するアルバニア原産の、絶滅した古い犬種です。
主に羊を狼から守る番犬として使われましたが、狼やイノシシ狩りの猟犬として使われることもありました。

巨大で非常に獰猛な犬として有名です。
当時、アルバニアの田舎を訪れる旅人に対しては「どのような場合でもこの犬を撃ってはならない」という特別な警告を与えなければなりませんでした。
近づいてくる犬にパニック状態となり、撃ってしまった旅人を、その犬の飼い主が射殺するということもあったといいます。
それほど作業犬として貴重でした。

一部の専門家によると、アルバニアン・ウルフ・ドッグは、ジャーマン・シェパード・ドッグの先祖となった犬種のひとつではないかと言われています。
ただしアルバニアン・ウルフ・ドッグには番犬専門だったため、牧羊犬としての能力はありませんでした。

この犬の獰猛さは、プリニウスが紀元77年に『博物誌』に記した「アルバニア王がアレクサンドロス大王に巨大な犬を贈り、ゾウやライオンと戦わせて勝った」という、不正確な古代の逸話が影響し、誇張があったようです。

19世紀半ばの文献によれば、アルバニアン・ウルフ・ドッグはマスティフとほぼ同じ大きさで、密生したなめらかなコートと尖ったマズル、ふさふさした長い尾を持っていました。
毛色はフォーン(小鹿のようなや明るいブラウン)に様々なブラウンの斑があったそうです。

あず
あず

マスティフと同じ大きさなら、体重は80kg前後の超大型犬だったんだね!

のりまき
のりまき

犬を撃った相手を撃ち殺してOKなんて、すごいルールだな…