アイリッシュ・セター/Irish Setter

別名:アイリッシュ・レッド・セター/レッド・セター
※「セッター」と表記される場合もある
原産国:アイルランド
区分:大型犬
グループ:７
体高:オス58～67㎝/メス55～62cm
体重:オス33㎏/メス28kg

フランスのスパニエル種（フレンチ・スパニエル）に由来する犬種です。
※フランスではロングコートのガンドッグはすべて「スパニエル」と名づけられています。

正確な起源は不明ですが、1700年代にアイルランドに入ってきたと考えられています。1800年代にポインターの血が加わって、狩猟用のワーキング・ドッグとして作出されました。
当時は赤だけではなく、白地に斑の犬もおり、それが後に「アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター」となり、1876年から単色の赤いコートの個体のみを「アイリッシュ・セター」と呼ぶことになりました。

しかしその後、生まれた白地に斑の犬は繁殖から外したために、近親交配を余儀なくされ、狩猟犬としての質は落ちていきました。
この頃から、外見はよくないが狩猟に秀でた犬と、その逆の２系統に分かれた繁殖が始まりました。

性格は温和で愛情深く、飼い主といつも一緒にいられる環境がベストです。
美しいコートは毎日のブラッシングが必須。

JKC登録数は、1999年の30位1289頭が最多。
2001年は916頭、2003年は616頭、2005年は308頭と大きく減っていき、2011年に初めて100頭を切りました。その後は微減微増を繰り返し、2018年は128頭となっています。