以前『ゴミ』、『ゴミの分別』という記事を書いたが、そちらとは違い、今回は文字通りゴミ拾いの話。
ボランティア

最近はとんとご無沙汰だが、学生時代、特に小中学生の頃はゴミ拾いのボランティアイベントにちょくちょく参加していた。
自分から積極的に参加したわけではなく、活動に対する興味関心も薄かった。子供会の行事や課外活動の一環という形だったので、強制というほどではないが選択権はなく、「参加させられていた」という方が正しい。
ゴミ拾い自体は嫌ではなく、むしろ普段は使わない火箸や軍手を装備して、ゴミ袋片手にウロウロするのは楽しかった。
だが班単位で行動しなければならないとか、割り振られた狭い場所しかできないといった制約が煩わしかった。
同じ班に意地の悪い子や仕切りたがる子がいると、さらに面倒くさい状況になりがちだったので、イベントに対してはあまりよい印象はない。
また清掃活動は形だけという場合も多く、ろくにゴミも拾わず仲良しグループでお喋りというのも性に合わなかった。そういうのは個人でお好きにどうぞという感じで、喋っている子たちを非難するつもりもなかったが、向こうは好きにゴミを拾っていたいこちらに口出しをしてくるのが厄介だった。
その延長で、ゴミ拾いの後の遊びや飲食も好きではなかった。

変わり者ってことでよいのかしら?

んーまあそうかも?
ゴミ拾いハイ

拾いやすいきれいな状態で転がっているゴミは希少で、大抵は古くて汚れている。ヌルヌルだったり汚水が溜まっていたりと、「これをどうしろと?」というゴミも多かった。
年に数度の低頻度参加では慣れることができず、毎回、拾い始めは参加したことを後悔した。
もちろん子供の手に余る廃棄物のようなゴミは大人たちが処理してくれるが、普段見慣れない汚らしい物体が視界に入り、それを火箸や軍手越しとはいえ触ることに抵抗があった。
だがゴミの汚さに慣れてくると、何かのタイミングでスイッチが入ってゴミ拾いが楽しくなる。
何もなさそうなところにも、よく見るとあれこれとゴミが落ちている。それを見つけて手当たり次第にゴミ袋に放り込むのが快感になってくるのだ。
自分で分別をする場合には、このゴミは可燃物か不燃物かと考えるのも楽しい。
結果、誰かと連れ立ったりお喋りしたりするよりも、せっせとゴミを見つけて袋をいっぱいにするのが至上命題となる。
そこには、自分の街をきれいにしよう!という美しい理想も、ゴミ拾いで点数稼ぎをしよう!という邪な目論見(そう批判してくる子も多かった…)も存在していない。
もはや「ゴミ拾い」ではなく「ゴミ探し」からの「ゴミ集め」。宝探しと化していた。

点数稼ぎってどゆこと?

んーまあ熱心にゴミ拾いしてるアピールして、教師とか大人の評価を上げようとしてるってことじゃない?
「いい子ぶって男子へアピールしてるつもり?」とか言われても知らんよ…
許せないゴミ

ゴミを捨てるという行為自体が無責任で卑劣なことに変わりはなく、ゴミは等しくゴミである筈だが、個人的には許せないゴミというものが存在していた。
それは車内からまとめて捨てられたと見られる吸殻、食べた後のゴミをまとめたコンビニの袋など、「自分さえよければ他はどうでもよい」と強烈に感じさせるゴミだった。
肉汁と思われる腐汁つきの白いプラスチックトレイには、たかる蠅を払いながら「何でこんなものが…」と茫然とした。
絡まった釣り糸(たまに釣り針つき)、中途半端に埋められたBBQの貝殻や焼き串などは、他の人間や動物に危険を及ぼすため、子供心に本当に腹が立った。
真面目に許せないゴミは上記のようなものだが、緩~く許しがたいゴミとしてはハーゲンダッツの容器などが挙げられる。
ガリガリ君やチョコモナカジャンボは許せる。だが ハーゲンダッツ、お前はダメだ。
子供の頃には分からなかったが、今なら同じ空き缶でも発泡酒はまあまあ、プレミアムモルツやヱビスは許しがたいというところだろうか。

あたしだってマテくらいできるのに…

家まで待てずに食べたって経緯だけじゃないと思うよ?

でもこういう人とはおつき合いしない方がいいと思う!

そこは激しく同意する!
現状

現在はゴミ拾いのボランティア活動には参加していない。
参加しなければならない環境ではないことがいちばんの理由だが、参加しにくいのも事実。
居住地域でも時たまゴミ拾いのボランティア募集を見かけるが、大体が「地域のみなさんもどうぞ」的な学校主催だったり、小学生親子が主な対象だったりして、参加者が固定化されている印象。
通りすがりに目についたゴミをちょっと拾うことはあるが、自分の生活圏内や愛犬・あずの口に入れさせたくない場合に限られる。
素手で触れるのはためらわれる吸殻などは、どこかで後ろめたさを感じながら素通りする。
それにしても、自分のゴミをそこらにポイ捨てできる神経は、今も昔も理解できない。
喫煙者の肩身が狭くなったのも、どこでも無遠慮に喫煙したり、吸殻をポイ捨てしたりしてきた同類のツケなのだろうなと思う。

あたし煙草の吸殻には口を出さないもんね!

それだけは安心なんだよね

吸殻ってよく見たら、今でも道路に当たり前の顔していっぱい落ちてるのよ
電子タバコ全盛な筈なのに
おまけ:あずの悪癖

のりまき家の愛犬・あずは、今でも拾い食いがひどい。
最初から食べる気満々ではないが、匂いを嗅いだついでに反射で口に入れてしまうタイプ。
あずがまだ若犬の頃、夜の散歩中に何か拾って口にした感触があったので、枝かと確認したらコンビニの焼き鳥串だったことがある。
慌てて奪いとり、よく考える間もなく放り投げてしまったが、飲みこんでいたらと思うとゾッとした。
その道にはコンビニのゴミが詰まった袋などもよく捨てられていた。白い袋を見つけたら見上げるトレーニングはしたが、何かあってからでは遅いので、散歩コースを変えた。
犬飼いとなった今では、ああいうのがいちばん困る。

あの時は血の気が引いた…

でも抵抗せずに渡したでしょ?

その点だけは偉い💛

