アフガン・ハウンド/Afghan Hound

別名:タズィ/バルキー・ハウンド
原産国:アフガニスタン
区分:大型犬
グループ:10
体高:オス68～74㎝/メス63～69cm
体重:オス27㎏前後/メス23kg前後

紀元前4000年頃にはシナイ半島に存在していたとされ、遊牧民によりガゼルやヒョウの狩猟犬として活躍してきました。
1907年、イギリス軍人により、黄色のアフガン・ハウンド「ザルディン」がアフガニスタンから初めて西欧へ紹介され、２頭目の「ガズィーニ」が現代アフガン・ハウンドの血統の基礎となりました。

太古の昔から容姿がほとんど変わっておらず、比較的原始的な要素が内面にも残されています。
2000年前後に、アメリカのある有名な心理学者兼犬の愛好家が、犬の知能度を犬種別にランク分けしましたが、最下位がアフガン・ハウンドでした。そのため「アフガン・ハウンドは賢くない」と認識されることになりました。
１位はボーダー・コリーですが、このランキングは「犬の服従度」を元に作られたと言われており、アフガン・ハウンドは「物事を解決する」点では非常に学習能力が高く、性格がどちらかといえば猫に近いようです。

猟犬なので朝夕１時間の散歩が必須です。また自由に走らせてサイトハウンドの欲求を満たすとよいでしょう。
美しい被毛の維持には、ピンブラシを使った毎日のブラッシング、週に１度のシャンプー、トリミングも不可欠です。

JKC登録は、1999年に45位481頭の登録がありますが、徐々に登録数を減らし、2010年には65位104頭まで落ち込みました。以降は170頭前後に回復する年もありましたが、2014年以降は100頭を切り、2018年には64位97頭です。