TV番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」で恒例のわんこドッキリ。
「犬ドッキリに恋をして-4その①」をまだお読みでない場合は、そちらを先にお読みいただくことをお勧めします。
普段からいいものを食べつけて、舌が肥えているであろうセレブ芸能人の愛犬は、特売肉には食指が動かず、我慢できるのでは!?というこの企画。
特売肉を愛犬の目の前に置き、飼い主が「マテ」をさせて出ていったら、愛犬はきちんと待てるのでしょうか?
用意されたお肉は、関東近郊のスーパーで最安値だった牛肉。
メキシコ産の牛ばら切り落とし100g119円が、夕方の特売でさらに値引きされて半額に!
つまりお値段的には100g59円の破格のお肉です。
商品POPには「牛丼・肉じゃが・焼肉などに!」とあり、れっきとした人間様用のお肉です。
このお肉に火を通したものを、少量お皿に入れて使います。
挑戦するのは3人のセレブ芸能人。
梅宮アンナさん・加藤綾菜さん(加藤茶さんの奥様)は「犬ドッキリに恋をして-4その①」でご紹介しています。
「犬ドッキリに恋をして-4その②」では、愛犬家&セレブといえば外せないこの方、デヴィ夫人の登場です。
デヴィ夫人
セレブ芸能人といえばこの方。
インドネシア元大統領夫人、現在は小型犬ばかり10頭を飼われ、愛犬家としても知られています。
夫人の自宅屋上には、愛犬のための庭園スペースが設けられています。
低い壁を背にして白いプラ製のテーブルと椅子が並べられ、その他の面には鉢植えが。床面にはフェイク芝が敷き詰められています。
運動場というには少々手狭ですが、小型犬を遊ばせながらお茶を楽しむには十分な広さ。
さらに愛犬たちのお洋服は何と約300着!
1頭あたり約30着ですか…ちなみにのりまき家の愛犬あずは、リビングで遊ぶ時の抜け毛対策用としてのお洋服しか持っていません(洗い替えや防災用、予備も含め同じものを5枚ほど)。
デコラティブ&ゴージャスな金とベージュの1人掛けソファで、3頭の小型犬を抱きながらGPスタッフの取材?に優雅にお答えになる夫人。
GPスタッフ「安いお肉を我慢できるかという企画なんですけれども…」
(スタッフの語尾に「ホッホッホッ」とかぶせつつ)夫人「変な企画ですねぇ」
スタッフ「今回は100g59円のお肉なんですが…」
夫人「1グラム?」
スタッフ「いえ、100g…」
夫人「100グラム?100g59円…え~あり得るんですか?そんなのが?」
夫人「でもうちの子は食べないと思います」
夫人「お行儀いいから」「誇り高いから。(膝のわんこに同意を求めるように)ね~」
モカ・スカルノ(8歳/オス)
…といううまい前フリが終わったところで、チャレンジです。
今回は、最もお利口さん(夫人申告)なプードルの「モカ・スカルノ」の挑戦です。
「は~いモカ~」と特売肉在中のトレーを運んでくる夫人の足元で、ブラウンの毛並みに白いお洋服を着たモカが、器用に後ろ脚で立ってホバリングしています。
豪華なお部屋の中央にトレーを置き、夫人が「はい、オスワリ」と仰ると、即座にぴょこんとオスワリするモカ。
「オテ」と言われると頭ごと夫人の手に前脚を乗せます。さすが賢い!
そこでお肉のフタをオープン!
モカはさっきまでの愛らしくも賢い様子はどこへやら、お肉を凝視して、夫人が手で制止してもグイグイいくほどの執着ぶり。笑
何度「オスワリ」と言われても無視していましたが、夫人が両手で顔を持ち上げて自分の方を向かせ、コマンドを出すとようやく座りました。
ワイプではスタジオの小池栄子さんが「コレいいのぉ~!?」と騒いでいます。笑
お肉しか見ていないモカの頭を押さえつけるようにして、念を押す夫人。
「待てよ…待てよ…待てよ…」呪いのように繰り返します。笑
2分もの間、しつこくマテを言い聞かせ、退室しながらも言い聞かせ、ドアがガチャッと閉まった瞬間。
モカは1秒も経たないうちにオスワリを解き、お肉に一直線!
2分待たされ、2秒で食べました。笑
夫人「え?食べちゃいました?」
その後、モカに「マテができなかったの?え?え?え?えっ?」と詰め寄る夫人。笑
しおらしくオスワリして聞いているモカでしたが、夫人のいないところでは好き放題する子 羽目を外す子なんでしょうね多分…。笑
レア・スカルノ(10歳/メス)
「じゃもう1匹やってみましょうか」とさも当然のごとく仰るデヴィ夫人。
スタッフ「あっ、もう1匹やります?」
掟破りの2頭目は、ミックスの「レア・スカルノ」です。
ソルト&ペッパーの長い毛並みの小型犬サイズ。目はチワワっぽく、横から見た顔のラインはプードルっぽい感じの子でした。
この子も「オスワリ」と言われるとピッとオスワリ。
夫人の方を見つめる様子から、スタジオでは「これイケるんちゃう!?」との声も聞かれましたが、夫人が「待っててね」と言い置いてドアに向かった瞬間、お肉をカプリ。笑
全く待てていないので、記録はなし。
レアのあまりの早さに対応しきれていない夫人。
「えっ?えっ?」とお戻りになり、抱き上げて「何とか言って?はい?」「何とか言いなさい?え?」と詰め寄ります。笑
何だか主人に責められているようだぞと雰囲気を察している様子のレア。
夫人から視線を外して知らんぷりを決めこんでいました。笑
アリス・スカルノ(8歳/メス)
連敗惨敗からの「でももう1匹」…え?まだやる気なの?
「その子ならできると思いますけど」とゴリ押しされた3頭目は、クリーム色のチワワ「アリス・スカルノ」。
「アリス。お前はね~え、小泉夫人のところと同じ名前なのよ?アリスって」
片手で楽々抱えられそうな、ちっちゃいチワワに突如言い聞かせ始める夫人。
環境大臣、内閣府特命担当大臣(2020年2月現在)である小泉進次郎氏の夫人、滝川クリステルさんの愛犬もアリスという名前です。ただし、あちらはラブラドールのイエローですが。
全くいけそうな気配はありませんが、一応オスワリしているアリスを残し、「待っててね」と夫人が退室しようとしたところ。
…案の定、夫人がドアも開けないうちに、アリスは回り込むように駆けよってベロリとお肉を舐めました。
そして大きく口を開けてかぶりつき、やんごとなき絨毯の上にお肉を引きずり出して食べ始めました。
レアと同じく、アリスも記録なし。
「ん?こん中に入れちゃうよ、お前を?」
左手にドームカバー、右手にアリスを抱えてのたまう夫人。
ペロリと食べられそうなサイズな上に、ペロリと食べそうな夫人が仰るとシャレになりません。笑
チワワって身体のサイズのわりに舌が長いんだね…
ちっちゃくて可愛い口からいきなりベローンと出てきた時はちょっとびびったわ…
エルゼア・スカルノ(1歳/オス)
もう後には引けないデヴィ夫人。「次は誰?」と言いながら愛犬たちの待つ部屋へ入っていきます。
スタジオでは「嘘でしょ~!?」「いい加減にしてよ~!」と非難囂々。笑
夫人が4頭目に選んだのは、最も懐いているというインペリアル・シーズーの「エルゼア・スカルノ」。
犬たちとの集合写真でも、真ん中にいる夫人の膝の上で、ちょこんとオスワリして秘蔵っ子然としていました。
ちなみに「インペリアル・シーズー」というのは、平均サイズ4.5~8.1kgよりも小さい、4kg未満のシーズーを指します。
「ティーカップ・シーズー」「ミニチュア・シーズー」などと表現されることもありますが、犬種として公認はされていません。
いくら懐いているといってもまだ1歳。
8歳や10歳の子ができなかったのに、この子にできるのかなぁ…というのがのりまき家の見解でした。
スタジオでは「これだけ(ナレーションが)引っぱるってことは多分やってくれるのよ」との予想。
さて、フタをオープンした途端、しっぽをフリフリしながら興味津々にお肉に近づくエルゼア。
「No No No No」と夫人が制止しますが、お肉から目を離そうとはしません。
そんなエルゼアのお尻をぎゅむ~っと押さえつけて、オスワリどころかフセの姿勢を無理やり取らせた夫人。
「もう失敗できない」という気迫が感じられます。笑
CM後…お肉を前にしっぽを振りながらオスワリしているエルゼア。
一転して視線は、立ってコマンドを与える夫人に向いています。
「ママが戻ってくるまで待ってるのよ。い~い?」
ドアに向かって歩きながら、「待つ…待つ…」と繰り返す夫人。
そしてチャレンジがスタート!
エルゼアは、出て行く夫人の方をずっと見上げており、もはやお肉には興味がないように見受けられました。
が、スタートしてから(夫人が消えてから)、約7秒後、視線は再びお肉へ。
お肉の方に身を乗り出すようにして、顔を近づけたりはしますが、他の子ほど近くまではいきません。
別室のモニターでその様子を眺める夫人。
「すごい…待ってるわ…」そのお顔には、魔女的な微笑みが浮かんでいます。笑
約30秒後、エルゼアは部屋の中央に置かれたお肉から離れて、ゆっくりとドアに向かいました。
そしてドアの前でオスワリして、しっぽを振っています。
「あら~」とか「えぇ~」とかいう、ため息のような声を上げてご満悦の夫人。
エルゼアは少し場所を変えたりはするものの、結局残りの約2分、ドアの前で夫人を待ち続けました。
しっぽは振っておらず、心なしかしょんぼりした様子でしたが、チャレンジは見事に成功!
夫人にお肉をもらうと、パクパク食べていたので、「特売肉だから待てた」わけではなさそうです。笑
主人への愛が食欲を凌駕したといったところでしょうか?
「よそのお家の犬がすぐ食べちゃったんだったら、うちの子はお肉に見向きもしなかったって方が面白いんじゃない?」
成功に気をよくしたのか、にこやかな顔で腹黒い提案をする夫人。
イヤイヤ、掟破りまくった4頭目で、やっとの成功ですから!笑
ちなみに、のりまきはちょっと気づいてしまったのですが。
デヴィ宅のドアは、木製の枠に透明ガラスが何枚かはめ込まれた仕様になっており、お肉から離れてドアに向かったエルゼアを背後上から撮影したシーンでは、ドア越しに夫人の姿が見えていました。
つまり、エルゼアがドアのそばでじっと待つことができたのは、大好きな夫人がドアの外にいるのが分かっていたからかもしれません。
それでも、最初にすぐお肉を食べなかったから成功したわけですし、逆に夫人への愛情の強さに、ちょっと感動しました。
4頭もオンエアするから、最後の子くらいは成功するのかなと思ってたけど…
エルゼア自身は、あんまり期待できそうにない感じだったよね
こういう企画を観ると、どうしても「うちの子はどうなのかな」って思うけど…
絶対、無理!(キッパリ)…というか、失敗したところを見たくない飼い主心…