12月12日は一般社団法人 日本記念日協会により制定された「保護わん・保護にゃんの日」です。
他に「5本指ソックスの日」「明太子の日」「育児の日」などでもあります。
誰が制定したの?
犬猫などの殺処分や、飼い主のいない犬や猫などを減らすための活動を行う、NPO法人「DOG BASE」が制定しました。
「NPO法人 DOG BASE 〜 保護犬ふれあいカフェGUARDIAN」
保護犬・保護猫の殺処分問題を多くの人に知ってもらい、保護犬・保護猫を家族に迎えることが一般的な選択肢になるようにとの願いが込められています。
記念日とした日付は、「1212」で犬と猫の鳴き声「わん(1)にゃん(2)わん(1)にゃん(2)」の語呂合わせから来ています。
NPO法人「DOG BASE」のご紹介
「DOG BASE」の事務所は神戸市兵庫区にあり、保護犬と触れ合えるドッグカフェを運営しているほか、譲渡にも力を入れていらっしゃいます。繁殖引退犬の子もいます。
上記サイトは頻繁に更新されており、トップには「譲り主募集」の犬猫が、写真と名前つきで紹介されています。
個々の子の詳しいデータも閲覧することができます。
男の子に「哀川翔」「吉田栄作」、女の子に「松田聖子」って名前がついてて、思わず笑っちゃったわ
譲り主になったら、名前は変えていいんだよね?笑
里親になる条件は、他の団体とそう変わりません。
室内飼育やワクチン接種、不妊手術、ペット保険への加入などです。
トライアルの際にスタッフによる飼育環境視察がされます。
譲渡費用として、ワクチンや不妊手術などの医療費、飼育費用の一部などを里親が負担します。スタッフさんの交通費も必要です。
「繁殖引退犬用」「成犬雑種用」「多頭飼育崩壊犬用」などに分かれ、それぞれ負担費用など異なりますので、詳しくは「DOG BASE」サイトをご覧ください。
寄付の受付やボランティアの募集もされています。
一人暮らしや高齢者は後見人が必要だけど、絶対ダメってわけじゃないのね
最高の環境を求めすぎるのも、結局わんにゃんのためにならないから、いいと思うなー
譲渡に関しては、団体ごとに違いがあるので、きちんと確認してね!
犬猫の殺処分数
環境省によると、2021年4月から2022年3月までの殺処分数は、犬が2,739頭(うち幼齢個体540頭)、猫が11,718頭(うち幼齢個体7.408頭)で合計14.457頭(うち幼齢個体7,947頭)となっています。
全体ではわずか2年前の約44%まで減少しており、特に猫の幼齢個体数が約40%と、頭数で言えばまだまだですが、かなり減っています。
保健所などの引き取り数も殺処分数も年々減少し、最高値を更新中です。
譲渡は2016年(平成28年)をピークに伸び悩み、2021年(令和3年)には少し落ち込んでいますが、引き取り数が減少したお蔭かもしれません。
そろそろ保護犬か保護猫を考えてるけど、あずは他の犬が全然ダメだからなぁ…
歳をとって落ち着いたらって思ってたのに、まだまだ元気いっぱいだしねぇ…
何よ?ノーリードで絡んできたやつらが悪いんだからね!
その他の記念日
明太子の日
韓国伝来の辛子明太子が、初めて日本に到来した発祥の地は意外に山口県下関。
その下関市で、明太子専門業として、辛子明太子を全国に普及させてきた前田海産株式会社が「明太子の日」を制定しました。
日付は日本で初めて「明太子」という名称が新聞(関門日日新聞)に登場した1914年(大正3年)12月12日に由来しています。
辛子明太子って韓国伝来なの!?
初めて到来したの下関なの!?福岡じゃなくて!?
育児の日
社会全体で子育てについて考え、地域が一体になって子育てしやすい環境づくりに取り組むきっかけの日にと、兵庫県神戸市の株式会社 神戸新聞社が制定しました。
日付は「育(いく=1)児(じ=2)」と読む語呂合わせから毎月12日としており、12月だけではありません。
参考:
一般社団法人 日本記念日協会
環境省 統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」