「SNSとのおつきあい②」では、ワンコ界隈のTwitterで見かけたあれこれを取り上げました。
今回は私自身がSNSを利用する上で気をつけていることを書いています。
トラブルの回避方法
何の落ち度もなさそうな人が、トラブルに巻き込まれるのがSNSの怖いところです。
回避や対処の方法は、識者を含め色々な方が様々に示していらっしゃいますが、ケースバイケースなので「これが正解」というものはないように思われます。
悪意を向けられて平気な人間はあまりいないと思いますが、気にしないでいられるのなら、それがいちばんだとは思います。
著名人とは違い、一般人は誹謗中傷を受けても、大ごとにするほどの回数や内容になりにくい。
また情報開示や訴訟などにも手間と時間とお金がかかるので、大多数の方は「この程度では無理」と諦めるでしょう。
つまり、何も悪くないのに気分を害されただけで、終わってしまうことになります。
決して「ネットの言葉は我慢して無視すべき」と言っているわけではなく、もちろん程度にもよりますが、受け流して忘れることができるなら、それが本人のために最もよい方法だと個人的には考えています。
もちろん、あらゆるデメリットを乗り越えてでも戦うという方は、納得いくまで反論し、必要に応じて(徒労に終わる可能性も覚悟の上で)法的措置を取るというのも、一つの方法だと思います。
「スルースキル」って被害者が押しつけられるものじゃなくて、本人が楽になるためのものだからね
心ない言動を受け流せない人もいて当然だと思うけど、「スルーすべき論」強いよね
のりまきの回避策
私の場合、トラブルの回避策として心がけていることが幾つかあります。
身バレに気をつける
「身バレ」とはズバリ「身元がバレること」。
「隠していたはずの自分の素性が明らかになってしまうこと」を意味するネットスラングです。
私自身は、リアルの身元が知られても恥ずかしいアカウントは持っておらず、困るような投稿もしていませんが、かといって全世界に自分の情報を公開するのはかなり抵抗があります。
個人情報が悪用される時代ですし、過去の経験からも、身元を特定されないように気を遣っています。
居住地はもちろん非公開、画像もそのままアップせず、投稿も嘘にならない程度にぼかしたり時間を置いたり。
愛犬あずの写真も、建物などが映り込んだものは使いませんし、動画もアップしません。
これは私がとりわけ神経質なだけで、普通はここまでしなくても大丈夫だと思います。
それに隠しすぎてしまうと、何だか秘密主義の人みたいに見えるのか、共通点もほぼなくなってしまい、イマイチ他の方たちと仲よくなれません。笑
強い主張は控える
私はTwitterでは強い主張をしたり、乱暴な言葉を遣ったりしないようにしています。
そもそもワンコを主軸にしたアカウントなので、そぐわないというのもあります。
Twitter上で過激な表現をすると、同じような人たちが集まります。
同時に反論したい人たちも集まりやすくなるので、いらぬトラブルを生みかねません。
SNSは基本的に自由なものだと思いますし、たまに「自分の考えや気持ちを書きたい」という気分になることもありますが、私の場合は、投稿したとして、後で必ず「こんなこと書いちゃった」「ちょっと言いすぎたかな」と気に病みそうなので、控えています。
「注目されてビジネスに繋げたい」などの野望があるわけではないので、極力穏やかに、尖った投稿はしないようにしています。
自由に楽しんで投稿してる人を見ると羨ましくなる時もあるし、あれこれ気にしながらやってる自分がつまらなくなる時もあるけどね
それぞれの性格だから、後で気にする人は無理に投稿しない方がいいんじゃない?
悪口や愚痴は言わない
著名人も含め、特定の誰かに対する批判や非難は避けています。
誹謗中傷にあたらなくても、何かの拍子にご本人が目にしたとして、気分がよくないと思われるネガティヴな内容はツイートしません。
漫才番組を観て「誰々は全然面白くなかった」と言うくらいなら、黙っておいて、面白かった他の人を挙げて「すごく面白かった」とする方がいいと思っています。
まあ、そもそも結構何でも笑っちゃう「あまきん」なのですが。笑
愚痴も言っちゃうと、とめどがなくなるので言いません。
言う時は、笑いに変えられる程度の内容を三の線でツイートするようにしています。
他の人に対して「愚痴は言うべきではない」という主張ではなくて、「自分のために自分はしない」って話です
あたしのフードを小分けしてる時に台所中にぶちまけて、「泣きたい」って愚痴ってたよね?
えーあれはセーフでしょ!
基本的にリツイートはしない
2020年6月、ジャーナリストの伊藤詩織さんが、SNS上で事実に基づかない誹謗中傷の投稿をされたとして、女性漫画家ら3名に対して民事訴訟を起こしたと記者会見を開かれました。
そのうち2名は、該当の投稿をリツイート(以下、RT)したとして、訴訟の被告人になっています。
過去の裁判でも、RTでも名誉棄損による損害賠償を認める判決が出ている例があります。
そもそも誰かを誹謗中傷した投稿を、積極的にRTする人はそう多くないと思いますが、事実と異なる噂やデマにすぎない投稿を、悪気なくRTしてしまうこともあるかもしれません。
また、よそ様のかわいいワンコやニャンコのRTをし始めるとキリがないので、基本的にRTはしないと決めています。
自分がフォローしている動物病院の、犬猫について役に立つツイートのみ、たまにRTしています。
デザイン関係でフォローしている人がRTした、知らないアカウントの情報がすごく役に立つこともあるので、機能として否定はしません
犬猫の病気や飼育についての個々人の情報は、Twitterでは信頼性に欠けると判断して、RTはしません
「かわいさの発信と鑑賞」に限定してます
「かわいさの発信」…?
あたし、のりまき家の「カワイイ」と「癒し」担当だから!
「イヤシイ」担当の間違いじゃない?
犬猫の迷子や保護・殺処分はスルー
犬猫の迷子や保護・殺処分などについては、人によって考え方の違いや温度差があり、軋轢を生むこともあるので、私自身は深入りしないようにしています。
情報の拡散もしませんし、意見をツイートすることもあまりありません。
迷子になった愛犬や愛猫を探すために、情報提供を呼びかけるツイートはよく見ますし、早く飼い主さんのところに戻れるようにとも思いますが、RTはしません。
というのも、心を痛めているであろう飼い主さんに対して、あまり思いやりがあるとは言えないリプライがつくことが多いので、それを見たくないからです。
それに、特定の内容をよくRTすると、運営会社に「興味がある」と判断されて、自動的にお知らせなどに上がってきてしまうのです。
愛犬が亡くなった相互外のツイートに、追悼の意味合いで「いいね」したら、一時期、そういうツイートばかりおすすめされて困ったこともあります。
そのため、迷子や保護関連のRTばかりの人はフォローしませんし、あちらからフォローされても、フォロバ(フォローを返すこと)もあまりしません。
SNSで迷子を捜してるような飼い主さんは、ちゃんと心配してると思うから、あれこれ意見したり責めたりしないであげてほしい
飼い主さんが求めてる必要な情報を教えてあげるくらいでいいよね
捜すのに一生懸命で忙しいんだからさ
いなくなった子が「無事に」「速やかに」見つかることが一番大切だもんね
まとめ
やはり個人のアカウントといえど公の場なので、周囲に対する一定の配慮は必要ではないかと考えています。
私自身は、自分に対する批判にはかなり弱いたちです。
だから、自分が言われて嫌なことは他人にも言いたくありません。
犬界隈はかなり平和な世界だと捉えていますが、それでも立場や考え方の違いから細分化され、自分には受け入れられない態度を取る人や意見を発する人もいます。
そういう所には踏み入らないように、またこちらに踏み込んで来られないように、気をつけることも必要かなと思います。
今はSNSと無縁でいるには難しい時代です。
できれば誰もがストレスなく、上手に活用していけたらいいですね。
個人的には情報収集に必須なツールだけど、ほどよい距離は必要だと思う
疲れてる時とかは、無理せず離れるようにしてるよ
次回はのりまきのSNS失敗談でーす♪