別名:ピットブル/アメリカン・ブル・テリア/スタッフォードシャー・テリア
原産国:アメリカ
区分:中型犬・大型犬
グループ:3
体高:46~56㎝
体重:14~36㎏
1870年代にイギリスの移民により、アメリカに持ち込まれたスタッフォードシャー・ブル・テリアを、ブルドックやマスティフなど多くの犬種と交配させ、独自に改良されて作り出されました。
1988年、同年に創設されたUKC(ユナイテッド・ケネルクラブ)により、犬種として公認されました。
アメリカでは1900年に闘犬競技が禁止されましたが、以降も非合法な賭博を伴う闘犬は盛んに行われ、1990年代には年間約1500頭のピットブルが闘犬により死亡したとされます。
一方で飼い主には忠実であるところから、コンパニオンドッグとしても愛好され、マーク・トウェインやエジソンなど著名人の愛犬であったことが知られています。
なお、ショードッグや家庭犬向けに性格を温厚に改良された犬はアメリカン・スタッフォードシャー・テリアという犬種として、1936年にAKC(アメリカン・ケネルクラブ)に公認されています。
1980年代には、イギリスに多く輸出されましたが、重篤な咬傷事故が多発し、1991年に輸入・所有を禁止する「危険犬法」が制定されました。
他の多くの国でも犬種指定による法的規制が存在し、輸入と所有が禁止または制限されています。
筋肉質で力が強く、身体能力は高い犬種です。
闘犬なので、初心者には向きません。
被毛はスムースコートで、手入れは簡単です。
運動量は多く、毎日2時間以上の散歩や運動を必要とします。
米国疾病対策センター (CDC) の調査によると、1979-1998年の20年間において、犬を原因とする人間死亡事故238件のうち、犬種別で1位(66件)となっています。
また同国の2012年時点で、飼育犬中の占有率が6%なのに対し、死亡事故原因の61%を占めたという調査結果があります。
日本国内では、2020年5月、千葉県で闘犬として敷地内で放し飼いにされていたピットブルが逃げ出し、200m離れた民家に侵入。
住人の女性とトイ・プードルに噛みつき、女性は全治40日の重傷を負い、トイ・プードルは死亡しています。
県動物愛護条例違反や過失傷害などの疑いで書類送検された飼い主は、狂犬病の予防接種を受けさせておらず、狂犬病予防法違反容疑でも書類送検されています。
咬まれた女性に狂犬病の症状はなく、犬はブリーダーに返されました。
アメリカン・ピット・ブル・テリアとしてJKC登録数はありません。
容姿はアメリカン・スタッフォードシャー・テリアとあまり違わないけど、攻撃性は高く気性も荒く、アゴの力も数倍強いらしいよ!
でも、自分が大ケガを負いながらも飼い主を助けたピットブルもいるんだけどね!
犬は悪くない!結局は飼う人間次第だとのりまきは思う!