別名:ブルック・フォックスハウンド
原産国:アメリカ
区分:大型犬
グループ:6
体高:オス56~63.5㎝/メス53~61cm
体重:30~34㎏
13世紀頃からキツネ狩りに使われていた、イギリスのイングリッシュ・フォックスハウンドが祖先とされています。
1650年にロバート・ブルックが、イギリスからアメリカにフォックスハウンドタイプの犬を輸入したことが始まりです。
別名の「ブルック・フォックスハウンド」は、作出者の名前にちなんでいます。
アメリカン・フォックスハウンドは足が遅く、当初は土着のハイイロギツネを狩っていましたが、1700年代になると、イングリッシュ・フォックスハウンドが輸入されるようになりました。
同時に、ハイイロギツネよりも狡猾で足の速いイギリスのアカギツネも輸入され、アメリカン・フォックスハウンドは猟犬としての価値を失いました。
そこでイングリッシュ・フォックスハウンド、アイルランド出身のアイリッシュ・ハウンドやケリー・ビーグルがかけ合わされ、状況判断やスタミナ、スピードを向上させる改良が加えられました。
著名な愛好家の一人、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンの飼っていたフォックスハウンドタイプの犬たちが、アメリカン・フォックスハウンドの改良に用いられたことは有名です。
今でも現役のキツネ狩りの猟犬として使われ、ショードッグやペットとして飼育されることはほとんどありません。
イングリッシュ・フォックスハウンドと比べるとサイズがわずかに小さく、骨量も少なめです。
忠実で愛情深く友好的な性格ですが、狩猟本能が強いため、小動物や毛の長い小型犬種に対して獲物とみなす傾向があります。
生粋の猟犬なので、吠え声が大きく、非常にタフです。
初心者には飼育が難しいとされます。
JKC登録数はありません。
ペットとして飼われているのは、猟犬としての適性がなかったり、猟犬を引退した「実猟リタイア犬」で、厳しい訓練を行い、猟以外の別の遊びを教えた上で、家庭犬になってるんだって!
ラブラドールとのMIX犬もいるらしいよ!