外出時の備え～お散歩バッグの中身と変遷～

今回は犬飼い必携の外出時のグッズや、飼い主の服装などについて書いています。
犬連れの旅行や遠出の際の備えについては、のりまき家が未経験のため、ここでは触れていません。
散歩や動物病院を受診する時の、近場に出かける際に用意している装備についてお話していきます。

散歩：パピー期（フル装備）

のりまき家の愛犬、黒ラブのあずきは、子犬の頃はお腹が非常に弱く、またあまりしつけも入っていなかったため、散歩の時は色々な意味で苦労しました。
お散歩バッグの中身も、あれこれ試行錯誤しながら入れ替えていました。
以下は夜、みんなで長時間出かける散歩の時のフル装備です。

相方だけで行くことの多い日中は、上からトイレットペーパーまでの４点を持って出かけていました。
日中は散歩の時間も短めで、ぷぅ（＝大のこと。のりまき家での呼び名です）も１回程度だったため、ペットボトルも500mlを１本。
ごくまれにぷぅが２回あり、水が足りなくなった相方が、慌てて戻ってきて、もう１度片づけに出ていくこともありました。

フル装備の時は、これらのグッズを２つに分け、相方とのりまきがそれぞれのウエストポーチに詰めていました。
ネックライトは排泄物の片づける時用です。また街灯のない暗い場所で、こちらに気づいていないと思われる対向車が来た時などには、つけていました。
懐中電灯はネックライトを忘れた時や、地面に何か落とした時に探す用の予備です。

ペットボトルや消臭袋など、排泄物を片づける時に使う物を相方のバッグに入れていました。
歩いている時は、大体リードは相方が持っているので、あずの排泄後、相方のバッグからのりまきがグッズを取り出すからです。
そして片方があずを見て、もう片方が片づけをします。

のりまき家の片づけ方法については、当ブログ記事『ウンコを拾うな！～排泄物に関するマナー～』の「４.排泄物の片づけ（子犬～現在）」をご覧ください。
水差しキャップの使い方などもご説明しています。

のりまき家では、お散歩バッグは両手が空くことが第一条件です。
ショルダーバッグ・ボディバッグなど数種類を試しましたが、パピー期には、両脇にペットボトル入れがあるウエストポーチに落ち着きました。
すばやく開閉をするため、ジッパーにはアウトドアショップで購入したジップタイをつけました。
また外側に小さなライトもつけておき、夜間にはオン。

「予備のリード」はマニュアル本に従い、最初は持ち歩いていましたが、何しろ重くてジャマ。必要になったことが１度もなかったため、早々にリストから外しました。家でリードの状態をチェックしてから出かけることにしています。

散歩：アダルト期（現在）

ぷぅの回数が減り、状態も安定した現在では、パピー期と比べものにならないほど軽装備になりました。

これらグッズをコンパクトなボディバッグに詰めて終了。
トリーツは、呼び戻しのトレーニングや拾い食い防止のごほうびに使います。手のひらサイズのシリコン製のがま口ポーチに２～３回で使い切れる程度のフードを入れています。
できればラブラドールデザインが欲しかったのですが、商品としてなかったので柴犬デザインにしました。子どもの頃に飼っていた子にそっくりなので、これはこれでお気に入りです。

パピー期には最終形態だったウエストポーチも、今ではロングリード収納専用となり、ロングリード使用時にしか使わなくなりました。
ロングリードは絡まりやすいのが難点ですが、屋外で走らせたり、ボール遊びをしたりする時の必需品です。

ぷぅ消臭袋（「うんちが臭わない袋BOS」）は、１回の散歩中に１枚しか使いませんが、うっかり忘れた時の予備に、常に複数枚を小さくたたんで入れておきます。
大体は、置き去られたよその犬のぷぅを相方が拾う時に使われています…。

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夜用の装備として、ライト系も欠かせません。

夜間はこれらのライトを、あずと相方が身につけています。
セーフティカラーは、点灯２種・常灯の３種から選べます。あずは黒い毛色なので、闇にまぎれてしまい、自転車や歩行者が気づかないことが多いため、着けさせるようになりました。真っ暗だと数メートル先からでも視認できます。
どちらもUSB充電ができ、セーフティカラーは30分ほど、セーフティバンドは２～３時間ほどです。防滴仕様であることもポイントです。

散歩：飼い主ズの服装（子犬～現在）

パピー期は特に、好奇心旺盛で、拾い食いも最高潮。飼い主の言うことなど聞こえていません。
本人に悪気がなくても、飛び出しそうになることもありました。
そのため、散歩の時間が短くて済む子犬の時期でも、動きやすい服装と、とっさの時にすぐ走ることのできる靴は必須でした。

成長した今では、危険という観点からはわりと安心していられますが、代わりに散歩の時間が長いので、必然的に子犬期と同じような服装＆足元になっています。
ジャージとまではいきませんが、軽い運動ができる程度のカジュアル一辺倒。
もちろん足元は絶対にウォーキングシューズかスニーカー。

今ではそれが当たり前なので、特に何も思いませんが、あずが子犬の頃は、その時が大変なだけに、小型犬連れの女性を見かけると、羨ましく感じられたものです。
ふわふわのスカートにカジュアルなパンプス、ランチバッグのようなおしゃれトートバッグを腕にかけて、ちょこちょこ歩く小型犬と優雅に散歩…。
もちろんリードは超細いし、あず用サイズは絶対にないであろう華奢なハーネスやお洋服を着けているワンコも多く…。
普段からそんな恰好はしないくせに「いいなぁ…」と羨望のまなざしを送っていました。笑

動物病院を受診する時（現在）

基本的に他の人や犬が得意ではなく、散歩中は避けるか興奮するあずですが、動物病院ではなぜかきちっとオスワリして待っています。
他の犬や猫ににおいを嗅がれたり、ちょっかいを出されたりしても、あまり反応しません。
もしかして緊張しているのか…？笑

今年（あず２歳）のワクチン接種・狂犬病予防接種の時に持って行ったのは、これだけでした。
それも念のために用意しておいたのですが、まったく使いませんでした。
引き取った当初は、予防接種以外でも、病気や異変で何度か通院していました。ほんの子犬の頃はまだよかったのですが、身体が成犬サイズに近づくと、飼い主ズの精神的・物理的負担はMAXに…。

ちなみにパピー期には、以下の装備で決死の覚悟で出かけていました。笑

パピー期には、いつ下痢をするか分らないし、しつけも十分とは言えなかったので、車内で順番を待ち、スタッフさんが呼びに来てくださっていました（特別扱いではなく、かかりつけの病院では成犬でもそういう風にしている飼い主さんが多くいらっしゃいます）。
トイレ散歩もごはんも済ませて出かけていましたが、万一の粗相を考えて、ほぼフル装備＋トイレシートも数枚、持参していました。

いちばん最初に受診した時は、あずをクレートに入れて待合室に入りましたが、隣に座っていた猫連れの飼い主さんに、露骨に嫌そうな顔をされました。
ひと抱えあるクレートが迷惑だったのか、その人の猫が興奮したからなのか、理由は分かりませんが、それ以来クレートは使わずに、リードをつけて抱いて入るようにしました。

１歳半頃からは、抱けるサイズではないので、そのまま歩かせて入っています。
まず相方が受付を済ませて混み具合を確認。すぐ診ていただけそうなら連れて入ります。
長くかかりそうなら車内で待つこともありますが、空いている時間帯を狙って来院しているので、あまり待たされることはありません。

動物病院では、子犬の頃から信じられないほどお行儀のよいあず。
他の猫や犬には目もくれず、ちんまりと相方やのりまきの足の間でオスワリしています。
帰宅後は水をがぶ飲みして、大いびきで寝ているので、そういう風には見えなくても彼女なりに緊張しているのかもしれません。笑