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犬・猫の入手方法~譲渡・購入どっちがいい?~

わんこのトリセツ
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ペットショップ

ブリーダーから子犬や子猫を仕入れて生体販売するお店と、ブリーダーが運営しているお店があります。
前者は大手のチェーン店が多く、犬種・猫種も豊富です。
希望の犬種を系列店から取り寄せてもらえたり、子犬の観察動画が見られたり、ペット保険にも購入と同時に加入できたりと、サービスも充実しています。
6~7軒ほど見に行きましたが、お店によって衛生状態やスタッフの対応は違いました。

あずを購入したペットショップではこんな感じでした! ※2017年当時の内容です

●6種混合ワクチン2回接種済み
●獣医師による健康診断(ワクチン接種1回目と同時期)
●マイクロチップ装着
●独自の生命補償制度 ※コースにより内容・保証期間が違います
補償期間内に死亡または補償対象の疾患を発症した場合は、同種の代替犬を用意または返金
●独自の事故補償(3年間)
①生命補償期間外②散歩中の事故③誤飲・誤食 などにより死亡した場合は販売価格と同等の代替犬を半額で用意
●外部の医療補償(ペット保険)に引き渡しと同時に加入
●ショップ会員に加入・ポイントカード付与
●シャンプー・トリミング料金が会員料金で利用可
●会員は爪切りがいつでも無料で利用可

のりまき
のりまき

黒い子の爪切りは、血管が見えなくて怖いから、無料でプロにやってもらえるのは嬉しい♡

あず
あず

…でもお店が遠いから、全然行けてないよね?

のりまき
のりまき

…うん。シャンプーも家でやってるしね…。

後者のブリーダー経営のお店は、特定の犬種に特化した場合が多いようです。
現在は、親犬から離す時期は生後49日以降と「動物の愛護及び管理に関する法律」(略して動愛法)で定められていますが(2019年5月現在)、個人的にはそれでも十分とは思えないので、親兄弟と長く過ごせるこのタイプのお店は最適かと思われました。
大手ペットショップのように、子犬が長い移動をしなくて済むのも利点です。
ただ私が調べたいくつかの地元のお店では、特別な犬種または小型犬だけを扱っており、残念ながら選択肢に入りませんでした。
また店舗のサイトが長く更新されていなかったり、サイトは存在しているものの実店舗がなくなっていたり、犬舎が近場にはなく大手のような販売形式を取っているお店もありました。

ペットショップ

ブリーダー

お店を持たず、純粋に繁殖だけをしているブリーダーは地元では見つけられず、また先ほど述べたように、地元のブリーダー経営のお店では犬種が限られており、選択肢に入りませんでした。
全国的には色々なブリーダーが存在しますが、見学に行ける範囲にはなかったので、ブリーダーからの購入は早々に諦めました。

保護団体・保護施設

運営母体は動物病院や個人などさまざまです。
保健所から引き取ったり、飼い主が持ち込んだり、迷子になったりした動物を保護して、世話をしながら里親を探します。
入手先として第一候補と考え、いちばん先に調べました。
残念ながら、個人または仲間内でされているところは、条件が厳しすぎたりして、腰が引けてしまいました。
ある動物病院が母体となっている施設は、少し遠くにあるものの、設備や条件などもよく、里親になるための講習会も受講しました。

のりまき家が見学した施設は、動物たちを受け入れた時に以下のケアを行っていました!

●ワクチン接種
●去勢・不妊手術
●マイクロチップの装着
●獣医師による健康診断・治療

譲渡までの流れ
  • STEP1
    申込書・飼養に関するチェックリストを提出

    希望する犬・猫
    過去の動物の飼育経験の有無
    譲渡された場合の飼育環境 飼育にあたり、施設側の条件が守れるかどうかの複数チェック …など

  • STEP2
    予備審査

    この間に希望する子を一時預かり(トライアル)することもできます

  • STEP3
    里親講習会

    施設が定期的に行っている講習会(2~3時間程度)
    犬・猫に関する基本的な知識を学びます
    譲渡希望者は講習会の受講が必須

  • STEP4
    譲渡

    ワクチンなどの諸経費は請求されません
    ただし施設の会員となり、年会費を払う必要があります

相方
相方

ここは保健所から引き取って、里親が見つからなくても死ぬまで面倒をみてくれる施設です

のりまき
のりまき

施設に行ってみるまでは、不慣れな自分たちよりここにいた方が幸せなんじゃないかと思ってました

のりまき
のりまき

でも実際に見てみたら、やっぱりオンリーワンの家族に囲まれている方が、幸せだろうと感じました

相方
相方

スタッフさんもそう言ってたね

私たちが施設に見学に行った時、スタッフさんからお話を聞いていると、後から譲渡希望のご夫婦がいらっしゃいました。
私たちと話していたスタッフさんに、ぐいぐい割り込んで、ご自分たちの方へ話を持っていき、私たちは苦笑いでその場を離れ、施設内を見て回ることに。
その方たちは、とにかく「成犬はいらない。子犬がほしい」の一点張りで、「子犬が入ったら連絡してほしい」とのこと。
行けばすぐに無料で引き取れるものと思って来られたようで、スタッフさんが講習会や会員の説明をすると、「そんなもの面倒くさい」「金がかかるならいらない」「せっかくもらってやろうと思って来たのに」と、大声で文句を言いながら帰って行かれました。

この施設に限らず、保護団体や保護施設の活動理念を把握していない方が、「無料でワクチンや手術済みの子犬や子猫がすぐにもらえる」と、カン違いして来られる場合がわりとあるそうです。

あず
あず

ワクチンなどの実費をもらう所もあるし、里親さんになるための負担は団体によって違うから、確認してね!

保護施設

保健所

動物たちが殺処分されるまでの間に、積極的に新しい飼い主を探そうと働きかけています。
また飼えなくなった飼い主の元にいながら、情報だけを掲載して里親を募る場合もあるようです。
市町村のホームページなどから、今いる動物の情報が見られます。「○○市 保健所 犬」などで検索するとすぐに行けます。
犬の場合、子犬は滅多におらず、成犬がほとんどです。
私が見た限りでは、去勢・避妊手術なし、フィラリア予防なし、ワクチン接種なし、外飼いでトイレ等のしつけがされていない、老犬(中には10歳以上の子もいました)など、飼う側にもかなりの覚悟が必要となる犬がほとんどでした。
猫の場合は、成猫のほかに、飼い猫や野良猫が産んだ子猫が、1度に何頭も持ち込まれることもあります。
簡単なしつけをしてくれる保健所も中にはあるようですが、基本的に持ち込まれた状態での引き取りとなります。

のりまき
のりまき

初めて飼うには、ちょっと敷居が高かったな~

相方
相方

成犬は絶対ムリだからやめて!(必死)ってお願いしました…

知人

昔はよく、外飼いの犬が子犬を産んだからいらないかという話を聞きました。
実際、子どもの頃に飼っていた犬は、親の知り合いや近所の家からもらいました。
近年は室内飼いが基本となり、減ってきていると思いますが、もしそういう話があり、血統にこだわらないのであれば、選択肢に入れてみてもよいのではないでしょうか。

あず
あず

親犬や親猫が見られるのはメリットだよね!

のりまき
のりまき

雑種もかわいいしね!

結論

パピーミルなど、ペットをめぐって色々な問題があることは承知しています。
その上で色々な条件を考慮し、最終的に私たちはペットショップで愛犬を購入しました。
相方のように「成犬が怖い」という人は、少なからずいて、そういう人がいきなり「施設や保健所で成犬をもらう」のは正直言ってムチャです。
犬飼い初心者で、成犬に恐怖心があり、それでも本人や家族が犬を飼いたいという場合は、初心者向けの穏やかな犬種を選び、子犬の時から家族の一員として育てるのが、やはりベストだと思います。

いちばん大切なのは「どこから購入(または譲渡)するか」ではなく、「何があっても、死ぬまで手放さずに面倒をみる」覚悟があるかどうかだと、私は考えています。
…なんて、えらそうなことを言っていますが、かく言う私も、悪い方向にマニュアル本の影響を受けて、数年間以上も飼う踏ん切りがつきませんでした。笑

「今すぐ生体販売をなくす」ことは不可能だとしても、今生まれた命を大切に飼いながら、少しずつでも良い環境に向かうことができたらと思っています。

成犬が怖い人→子犬がおすすめ。穏やかな犬種や小型犬種が無難。
犬飼い初心者→基本的には子犬がおすすめ。元々が室内飼いに慣れた穏やかな成犬であれば譲渡もあり!