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いざ、おうちへ~ついに子犬がやってきた~

あず日記
この記事は約10分で読めます。
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今回は主に、我が家にラブラドールの子犬がやってきた日のことについて書いていきます。
子犬を迎える前に用意した物なども簡単に載せています。

犬飼い初心者、本当に犬を飼うことに

紆余曲折を経て(その辺りの経緯はこちらから「あず、来たる~黒ラブの子犬がうちに来るまで~」)、のりまき家の初めてのペットが決まりました。
ペットショップで出会った黒いラブラドール・レトリーバーの子犬、あず(本名「あずき」)。
長年、犬か猫を飼いたいという気持ちだけはありましたが、正直、自分たちが黒ラブの子犬をペットショップで手に入れる日が来るとは思っていませんでした。
あずと出会う前に、保護施設から引き取ろうと決めていたのが猫だったので(結局は叶いませんでしたが…)、急転直下の展開に、余計に信じられない思いでした。
いったん猫ナイズされた脳を、切り替えさせるのにも、少々時間がかかりました。笑
契約の後、ペットショップであずかってもらっている間に、お迎えの準備をしましたが、その時でさえも「とうとう犬を飼うんだ!…ほんとに飼うんだ?」と自問自答。笑

相方
相方

毎日、あずの写真を眺めて『ほんとにこの子ウチに来るの?』って言ってたよね

のりまき
のりまき

後で思えば、夢に満ちた平和な日々だった…

いよいよお迎えの日

あずを飼うと決めてから、本契約のためにもう一度ショップを訪れましたが、あずはその時はバックヤードで寝ていました。スタッフさんが「連れて来ましょうか?」と言ってくださいましたが、起こさずに帰りました。
そんなわけで初めて出会ってから、1週間ぶりに会ったあず。
相変わらずおとなしくスタッフさんに抱かれて登場。
もちろん私たちのことを覚えている筈もなく、ただただボーっとしていました。笑
相方がスタッフさんと最終確認をしている間、のりまきの膝の上でじっとしていましたが、初心者飼い主は実はドキドキ。
今日から、自力で何もかもこの子の面倒をみて、しつけをしていくんだと。
もう引き返すことはできないんだと。…でも、果たして自分にできるだろうかと。
これからの日々が楽しみというよりも、責任の重さの方が勝っていました。
「これって例えるなら、初めて赤ちゃんを抱っこした父親の心境ってやつかなぁ…」などと、つらつらと考えていました。

用意すべきものは、すべて引き取る前に購入しておきました。
給水器も購入済みでしたが、当日にショップでもっとよさそうな商品を見つけ、ショップで使っているものと同じということもあり、それだけ購入しました。
マニュアル本にも書いてありますが、本当に!お迎え当日までに犬用品は準備しておくべきです。
組み立てや使い方の確認も、当日までに済ませておくのがベストです。
犬を飼うのに慣れたベテランならいざ知らず、初心者は絶対に!「犬を迎えに行った時にショップでそろえればいいや~」なんて、言語道断ですよ!笑
のりまき家の場合は、すぐ近くにペット用品が買えるお店がないこともありましたが、正直、買いに行く精神的余裕なんてありませんでした。

子犬を迎える前に準備したもの ※使わなかったものには×・あまり使わなかったものには△
●ケージ(成犬サイズ)
●クレート(子犬~成犬サイズ) △
●ベッドマット(子犬サイズ)
●トイレトレー(ワイド) △
●トイレシート
●ペット用のウェットティッシュ
●給水器
●コードカバー/タップカバー ×
●消臭スプレー
●空気清浄機
●すべり止めマット
●歯みがきペースト/歯みがきシート/歯みがきコットン(ロープ)
●フード2種(ペットショップで食べているものと同じ)
●リード
●首輪(子犬サイズ)
●シリコン製のボールなど、おもちゃ数個
※詳しい商品名などは、いずれ別の記事でご紹介します



歯みがきペーストなど、すぐには使わなかったものもあります。
犬が家の生活に慣れたら、また飼い主側も犬がいる生活に慣れたら、必要な物・自分たちに合う商品は分かってくるので、おいおい買い足していくとよいと思います。

のりまき
のりまき

コードカバーはあらかじめ装着しておいたけど、ラブくらいのサイズにはあまり効果がないというか…その気になればカバーごと噛み切れそうだった

相方
相方

コードに興味を示したのは一瞬だったしね

のりまき
のりまき

うちは100均で見つけました☆そして必要なくてすぐ外した…

帰りの道中は鳴き続け…

あずを購入したショップからは、自宅まで車で1時間ほどかかります。
「移動中は安全のため、犬はクレートに入れましょう」という本のとおりに、事前にクレート(ペット用のキャリーケース)は購入しておきました。
「クレートは、成長に合わせて頻繁に買い替えるのが理想」ともありましたが、子犬期からそれほどサイズが変わらない小型犬ならいざ知らず、大型犬種にそんなにお金はかけていられません。

今のサイズならMでいいんだけど、すぐ大きくなるだろうしなぁ…。
かといってXLは、今は大きすぎるしなぁ…。
と悩んだ末、Lサイズをチョイス。
ただサイズ以前に、今ではほぼ使っていませんが。泣

クレートにはトイレシートを敷き、おやつ(ペットショップで与えているものと同じフード)や水も用意し、 初心者が考えうる限りの準備万端ぶりで、いざ出発!
…ところが。
それまではキュンとも言わずに大人しく抱かれていたあずが、クレートに入れた途端、狂ったように鳴き始めたのです。
そして、敷いておいたトイレシートの端を噛みちぎり、少量ながら飲み込んでしまった様子。

それからも道中ずっと、あずは子犬とは思えないほど大きな声で鳴き続けました。
出してやろうか迷いに迷い、助けを求めるような鳴き声に胸がつぶれそうでしたが、「どんなに鳴かれてもクレートから出してはいけない」「クレートに入れない飼い主は無責任」などという本の文言が頭をよぎり、心を鬼にして入れておきました。

あずが2歳半になった今では、飼い主側も多少なりとも余裕ができ、振り返ってみて「今にして思えば…」ということがたくさんあります。
この時も本に従って、無理やりクレートに閉じ込めてしまいましたが、 運転は相方なので、私が抱っこして、安全運転で帰ればよかったのにと未だに思います。
事故に遭う可能性はゼロではありませんが、それでも「(本に書いてある)安全のため」<「(実際の)あずのストレス」 を優先させるべきではなかったかと。
少なくとも、クレートトレーニングができていないうちは、特に引き取りの時などは抱っこでもよいと個人的には思います。
その後、クレートトレーニングはクリアしましたが、決して得意というわけではなさそうでした。そのうちにクレートのサイズが合わなくなり、遠出もしないので使わなくなりました。
よく高速道路を使ってドライブに出かけるというような場合には、クレートを固定しておくのが一番安全だとは思いますが、後部座席にセットできるボードやマット、中型犬以下のサイズであればドライブボックスなどもあるので、飼い主も愛犬もストレスのない方法を選べばよいと思います。

やっとの思いで帰宅

小一時間の間に、少しは慣れて或いは疲れて鳴きやむかという、飼い主側の甘い期待を裏切り、あずは大音量で鳴き続けました。
クレートから出して、抱っこして車から降ろすと、警戒しつつもぴたりと鳴きやむあず。 もうその頃には、ぐったり&うんざりの新米飼い主ズ。

帰宅後は、あまりかまわずケージに入れておくのが基本なので、これまたセオリー通りに用意しておいたケージに入れました。
少しはおとなしくなるかと思いましたが、車内からずっと興奮状態のあずは、ケージ内でも鳴き続け、ケージに入れておいたトイレシートをまた噛みちぎりました。
歯みがきコットン(ロープをよじったおもちゃ)を入れてやるも、見向きもせず鳴いています。
「恋しがって鳴くかもしれませんが…」と本にはありましたが、もうわけが分からずパニックに陥っているようでした。

そりゃそうだよな…。
生後どれくらいで親元から離されたのか、訊いても答えてもらえなかったけど、大手のペットショップだから、せいぜい7~8週あたりで引き取られただろうと思うんだよね。
それからはずっとひとりぼっちで、あちこち転々とさせられて。
それで今また、よく分からないニンゲンに、よく分からない場所に連れてこられて。
こんなに小さいのに、ストレスを感じないわけがない。

「子犬は想像以上に疲れているので、ゆっくりケージで休ませてあげましょう」
…そう思うよ?だからケージに入れて目を合わさずに放置してるよ?
でも寝ないよ?いつまでもいつまでも、しんどそうに大きな声で鳴いてるよ?

どうしていいか分からず涙ぐんでいると、相方が言いました。
「プロの言うことも大事だけどさ、もうさ、よくない?こんな状態見てたらさ。少し抱いてやったり遊んだりして、安心させてやる方が大事じゃない?」
しつけの本には背くことになりますが、思い切ってケージから出して、抱っこしてやりました。
あずは鳴きやんで、くてっと体をあずけてきました。
最初は眼中になかった歯みがきコットンにも興味を示したので、少しだけ一緒に遊びました。

しばらくして、おそるおそるケージに返してみると、今度はあまり鳴くこともなく、敷いておいたベッドで丸くなり、やがて眠ってしまいました。
精神的疲労がピークに達した新米飼い主ズも、放心状態でした。

のりまき
のりまき

あの時の『これからやってけるのか』という不安は、思い出したくない…

相方
相方

結局は、なるようになったけどね

初めてのごはん&トイレ

そして数時間が経ち、のりまき家では初めてとなるごはんタイムがやってきました。
ペットショップで与えられていたものと同じフードをふやかし、整腸剤も所定量。その時のメモには「フード70g」とありました。
あれだけ鳴いていたくせに食欲は旺盛で、物おじせずよく食べました。さすがラブ。
その後、人間の食事の時には、ほしいのか甘えるような声で鳴きましたが、当然ながら無視。
諦めてまた眠り、1時間ほど経ったところで起きたので、また少しだけケージから出して遊びました。

ごはんは難なくクリア。
そうなると気になるのは、トイレトレーニングです。
トイレトレーニングは、どの本にも「家に来た初日から」「クルクル回り始めたらトイレに誘導」とありましたが、そうそううまくいくわけもなく。
そぶりが見えたのでトイレに、と人間が近づくと、興奮してトイレを忘れてしまい、うまくいきませんでした。
仕方がないので、少し離れたところから様子をうかがっていると、またクルクル回り始めて、回りながら排泄。
当初ケージには半分にトイレ・もう半分にベッドを置いていましたが、排泄のたびにベッドの端にう〇こが引っかかっていて、それもゆるいので毎回洗うはめに…。
さらに、新しいベッドに替えてやると、必ずといっていいほどその上で小をかます。
かなり臭う上に、濡れたところに横になられたらたまらないので、毎回スプレーとトイレットペーパーで拭き取りました。たまに拭いている横からまた小をされ、正直、殺意をおぼえたことも…。

私たちが下手なだけかもしれませんが、初日に限らず子犬期はずっとそんな感じで、右往左往&試行錯誤でした。
というか「体のサイズに合わせた狭めのケージ内で過ごさせるのが基本」と言っているのに、マニュアル本のトイレトレーニングのページでは、室内フリーが前提のような書き方が。
「トイレ用のケージにシートを敷きつめて…」などと、独立した狭いケージに、モデル犬が誘導されていく写真が掲載されており、「え?これは今まで室内でフリーにしてて、それでトイレだけケージが用意されているってこと?」という感じでした。

あれこれ調べてみたところ、フリーにしている場合以外は、広めのサークル内に寝床とトイレを離して置いておくのが大多数のようでした。が、それは小型犬の場合。
床も天井もない囲いだけのサークルは、大型犬だと倒してしまいそうだし、床がある方が粗相しても掃除も楽だしと、ラブラドールが過ごせるようなサークルも探したのですが、調べた限りではありませんでした。
ネットも見てみたのですが、自分たちの役に立ちそうな情報は見つけられませんでした。

たぶん小型犬なら本を参考にすればよかったし、生活の細かいところまで訊けるような犬友達がいれば、また違ったのでしょうけれども。

トイレについては、今でもまだ「これでよし」というやり方は見つかっていませんが、大は散歩で・小はケージでと何となく決まってきました。
2歳半の今は、原則ケージで過ごさせ、遊ぶ時だけ部屋に出しています。
遊んでいる間にも、自分からケージに戻って小を済ませ、また出てきます。
もう少し落ち着いたらフリーの時間を増やし、今のケージからサークルに替えて、室内トイレも設置しようかと思っています。
ただ子犬期のトイレには、文字通り泣くほど苦労させられたのでした…。

のりまき
のりまき

ベッドは1日に3回は汚してたね…

相方
相方

洗うのが間に合わないし、もう洗えないくらいのヤツもあったね…

のりまき
のりまき

初めの1枚だけは、長く使うつもりで奮発したけど、すぐ諦めて安いのに変えたよ…

相方
相方

それでも何枚買ったことか…総額は万単位だよね

のりまき
のりまき

成長したらベッド自体使わなくなって、新品が1枚残ってる

あず
あず

ご苦労かけました☆テヘペロ☆

子犬の頃の写真はあまりありません…動きすぎて撮れなかった…