2024年2月に群馬県伊勢崎市で起きた四国犬の咬傷事故について、その後を書いておきます。
元記事はこちら↓です。

以下、事件についての数字は2024年当時のものです。
事件概要

2024年2月7日、脱走した2歳の四国犬が、群馬県伊勢崎市の公園で子供を含む12人に噛みつき重軽傷を負わせたほか、散歩中の17歳のプードルを襲い、死亡させました。
四国犬の飼い主は、この犬を含む7頭の四国犬を飼育しており、うち4頭は市に登録がなく、残り3頭も狂犬病予防接種の記録が9年前からありませんでした。
狂犬病は陰性
事件後、加害犬は動物愛護センターに保護され、計3回の検査を経て2024年2月26日に狂犬病の陰性が確認されています。
飼育されていた7頭すべてに狂犬病予防接種、市への登録が行われました。

とりあえず陰性でホッとした

狂犬病清浄国とはいっても、絶対はないもんね

狂犬病は発症すると致死率ほぼ100%、今も世界では数万人の死者が出ています
四国犬たちのその後

7頭すべてが県外に譲渡されました。
飼い主の男性は、被害者感情を踏まえて譲渡に踏み切ったと説明しています。

被害者の方々や被害犬のことを考えたら何とも言えないけど、個人的には殺処分にされなくてよかったと思う

流石に今まで通り飼い主の元でとはいかないだろうし、譲渡先で適切に飼育されているといいね
飼い主のその後
2024年3月11日、過失傷害と狂犬病予防法違反(無登録、予防注射未接種)、県動物愛護条例違反(係留義務)の疑いで、飼い主である会社役員の男性(62)は前橋地検に送検されました。
同時に犬の管理を任されていた男性の妻(57)も、過失傷害と県動物愛護条例違反(係留義務)の疑いで送検されています。
狂犬病のワクチン接種を怠った理由について男性らは「犬の身体に悪いと思って受けさせなかった」と語っています。
脱走については、男性は「フェンスがあるので脱走すると思わなかった」、妻は「庭に出してから様子を確認していなかった」とのことでした。
妻については、2023年12月13日、咬傷事故を起こした犬を公園内で散歩させていた際にも、女児に噛みついて軽傷を負わせた疑いがあります。

関係者の方々が心穏やかに過ごせていますように

できれば飼い主さんたちも…
狂犬病予防接種は義務

日本では厚生労働省の狂犬病予防法により、犬の所有者には以下が義務づけられています。
- 居住する市町村へ犬の登録を行う
- 1年に1回、狂犬病予防注射を接種させる
- 鑑札と注射済票を犬に装着する
狂犬病予防接種は犬を取得した日(生後90日以内の犬の場合は生後90日を経過した日)から30日以内に行うよう、狂犬病予防法により定められています。

狂犬病についてはいろいろ書いてますが、こちらが詳しいかも

予防接種の免除

犬の体調など、獣医師の判断で接種を延期することもありますが、飼い主側が勝手に受けさせないことは認められていません。
相応の理由があれば獣医師に「狂犬病予防注射猶予証明書」を発行してもらい、免除してもらうこともできます。


あずがパピーの頃、体調が悪いために生後90日以内の接種ができませんでしたが、それはかかりつけの病院で判断していただきました
〈おまけ〉接種時期の見直し

動物病院では年間を通して接種を受けることができます。
市町村での集合接種期間は4~6月でしたが、2025年11月に厚生労働省は接種時期について「4月1日を境に交付年度を分け、通年接種を可能にする」よう見直しを行い、令和9年(2027年)4月1日より「3月2日から3月31日に接種した場合は翌年度の注射済票を交付する規定を廃止する」ことになりました。

あたしは動物病院で毎年チックンされてます…

いつもお出かけだと騙されてます…

動物病院では通年接種が可能だけど、個人的には動物病院でもできれば4~6月に接種した方が何かと都合がいいと思う
参考:
いせさき情報メール「四国犬咬傷事故について」
讀賣新聞「小学生ら12人襲った四国犬の元飼い主の夫婦を過失傷害の疑い書類送検」
上毛新聞「12人かんだ四国犬の飼い主 飼育する全7頭を県外に譲渡 群馬・伊勢崎市」
上毛新聞「人襲った四国犬の飼い主夫婦を書類送検 「体に悪いと思い」予防注射受けさせず」
石井万寿美「SNS全盛期の時代 犬が人を次々に襲い咬んだ後、何が起こる?」
FRaU(高倉はるか)「小学生含む12人と犬1匹が咬まれ、犬は死亡…。「大人しく聞き分けのいい犬」がなぜ咬むのか」
厚生労働省

