我が家の愛犬あずきも6歳半となり、「プレシニア期」に入りました。
でも「具体的にプレシニア期って?」となると、実はよく知らない。
というわけで、「プレシニア期」について個人的に調べたところを記事にしました。
プレシニア期とは?
昔と比べて、わんこの平均寿命が飛躍的に伸びた昨今では、わんこのライフステージも「プレシニア期」→「シニア期」→「ハイシニア期」と区別されることも多くなっています。
その中の「プレシニア期」とは、「シニア期」を迎える前の準備期間、「シニア期」の前段階とされる期間です。
対象とする年齢は、明確に定められていませんが、小型犬・中型犬は「6~9歳」、大型犬は「5~7歳」程度とされているようです。
大型犬よりも小型犬の方が平均寿命が長く、シニア期も2~4歳の開きがあります
超大型犬だと6歳でシニア期になるんだって!
定義の基になるデータは少し前のものだろうから、今のわんこなら寿命ものびて、シニア期もずれているかもね!
一般的な変化
プレシニア期の変化としては、以下のようなサインが見られます。
人間と同じで、シニア期になったからといって突然、老化するわけではなく、若く健康に見えても、少しずつ老化が始まっています。
被毛
白髪が増える・毛色が薄くなる・毛づやが悪くなる
目元・口元・鼻周りに白い毛が目立つようになります。
身体全体の毛色が薄くなったり、毛づやも悪くなってパサついてきます。
皮膚
フケが増える・イボやシミができやすくなる
皮膚の水分量や皮脂量が低下して、乾燥しやすくなり、フケが増えることがあります。
イボやシミができやすくなるのは、皮膚の老化です。
毛があるから分かりにくいけど、犬だってシミもシワもできるよ
ヘアレスドッグは皮膚のケアがより大変そうだね
鼻
色が薄くなる
新陳代謝が落ちることで、黒々としていた鼻が茶色っぽくなったり、つやがなくなることがあります。
わんこの鼻はほどよく濡れているのが基本なので、乾いていたり鼻水を出していたりしたら、病院に行きましょう
寝てる時はちょっと乾くけどね
目
白く濁る・青みがかかる
目の中心が白っぽく、または青っぽくなります。
大体は加齢に伴う、水晶体の中の核が硬くなる「核硬化症」によるものです。痛みや違和感はなく、視力に影響もないと言われ、治療は必要ないとされています。
ただ白内障との区別がつきづらいので、変化が現れたら動物病院で診てもらいましょう。
白内障も老化により起こる症状で、水晶体のタンパク質が変性することにより、黒目が白く濁ります。
視界がぼやけて見えにくくなり、進行すると失明に至ることもあります。
完治はしませんが、進行を遅らせるケアはできます。
口
口臭が出る・歯が黄ばむ
デンタルケアの習慣がない場合、歯垢が溜まり、プレシニア期の頃から歯周病が増えて、口臭が気になり始めます。
色素沈着により歯が黄ばむこともあります。
散歩や遊び
疲れやすくなる・興味が薄れる
加齢による疲れやすさのほか、筋力の低下、関節の異常、心臓疾患などが考えられます。
歩き方や座り方に変化が見られたり、足を触られるのを嫌がったりしたら、動物病院を受診しましょう。
代謝
太りやすくなる・筋肉が落ちる
筋肉量が減り、筋力が低下していきます。
ソファに上がらなくなったり、階段を上りたがらなくなったりしたら、そのサインです。
特に大型犬は筋肉で体重を支えているので、筋力が衰えると、関節に大きな負担がかかるようになります。
避妊・去勢手術を受けた子は、太りやすいとされています
ラブラドール・レトリバーは、太りやすいとされています
あたしはダブルで太りやすいってことだね♥
いや加齢でトリプル♥
プレシニア期からのケア
プレシニア期からしっかりケアすれば、老化を遅らせ、健康寿命をのばすことができます。
寿命は個体差によりますが、ケアは決して無駄ではないと思います。
定期的な健康診断を受ける
だんだんと内臓の機能が低下したり、病気にかかりやすくなったりします。
動物病院で定期的に身体のチェックをしてもらいましょう。
デンタルケアを習慣に
おうちでの毎日の歯みがきを習慣にして、歯垢や歯石を溜めないようにします。
かかりつけの病院と相談の上、歯石除去を検討してもよいでしょう。
歯石除去には全身麻酔の必要があり、高齢になるほどリスクが高まります
うちもそろそろ歯石除去は考えているけど、まずは歯石や歯垢を溜めない毎日のケアが大事なんだよね
病院も嫌だけど、歯みがきも嫌だなぁ
食事の内容をチェック
徐々に基礎代謝が落ちるので、シニア期には年齢に見合うカロリーや栄養バランスのフードがお勧めとされています。
動物病院とも相談しながら、フードの切り換えの準備を進めます。
筋力と体力の維持
プレシニア期から、しっかり散歩や運動をして筋力と体力を維持しましょう。
ドッグランで思い切り遊ぶのも、全身運動になってよいそうです。
ウチは大の犬嫌いなのでドッグランは無理ですが…
気軽に連れていけるドッグランも近くにないので無理ですが…
拾い食いしまくるのでドッグランは無理ですが…
ウヌ!?
脳に刺激を与える
脳に刺激を与えると認知症の予防になると言われています。
日によって散歩コースを変えたり、「オスワリ」「マテ」などコマンドのおさらいをしたり、知育玩具でおやつ探しのゲームをしたりと、飼い主さんとのコミュニケーションを兼ねて、楽しい刺激を与えるようにします。
地面LOVEな奴と散歩でコミュニケーション…
で、でもほら!知育玩具は興味津々で遊ぶじゃない?
というかおやつしか見てないよね…
「脳に刺激」云々じゃなくて単なる「食い意地」だよね…
参考:
GREEN DOG「ずっといっしょ。快適なシニア期のために今からできること」
peco「プレシニアから始めたいペット予防医学のススメ 第1回」
「プチワンニャンドック」質問形式
KS Online「6〜7歳は「プレシニア期」。元気で長生きするために知っておきたい老化のサインとケア[獣医師アドバイス]」
いぬのきもち「えっ、5才からもうシニア!? 愛犬の「老化」のサインを見逃さないで」
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